「ピアノ演奏で著作権侵害を繰り返した飲食店経営者に有罪判決」というニュースに関連して、「いい加減にしろ、JASRAC!(ピアノバーに有罪とは‥)」という記事が書かれている。割と長いエントリなのだが、注目して欲しいのはこの部分。
問題の店は検索すると「居心地のいいパブ」といったブログも見かける。ピアノの生演奏が聴ける店って少ないから、ファンがそれなりにいたのだろう。ただ、33席のこじんまりした店だからそれほど儲かっているとは思えない。
著作権使用料は平均で換算すると月7万円(!)。部外者には判断しにくいけど、ライブハウスとして客から入場料を取るようなシステムでないと、月7万円払える店なんてあまりないんじゃないか。
つまり、JASRACに管理曲の使用量を払っていたら、店が継続できない可能性があるということである。下手をすればJASRACのせいでたくさんのバーがつぶれてしまう。
しかし、今度は「著作権料気にせずレッスンしたい ダンス音楽CDの自主制作相次ぐ」という記事のこの部分をよく読んで欲しい。
JASRACは「ジャスラック管理外の曲のCDだけでは顧客のニーズを満たせず、ダンス教室の営業が成り立つとは認識していない。ジャスラックの管理楽曲を使用する場合はきちんと手続きをとって使用してほしい」としている。
横から見ていれば、「JASRACにお金を払っていたら営業なんてできるわけない」ように思えるが、JASRACのほうは「JASRACの管理楽曲無しでは営業できないだろう」と言う。なぜこんな矛盾が起きるのか?
答えは簡単である。「金よこせ」。そのためだけに小学生でもわかるような矛盾を平気でスルーしているJASRAC。そんな団体に、著作権の管理を任せておいていいとは、到底思えない。
しかも、JASRACは「著作権を管理するのが主な役割なのではなく、著作権料を徴収することが主な仕事である」、という見解もある。その根拠は、「曲数多過ぎ審査フリーパス、盲点ついた阪神応援歌事件」という記事である。元はドイツ人教師であったウィルヘルム・プラーゲが著作権をたてに横暴な振る舞いを行った「プラーゲ旋風」に対抗して1940年に設立されたJASRAC。今は彼自身が、プラーゲと化しているかのようだ。
http://www.jasrac.or.jp/info/rules/pdf/15.pdf 横から見たら著作権料払ったら営業してられない、とか矛盾とか言う前に、 月額の包括契約料金を見て、33席のパブや先生が数人のダンススクールで い...
http://anond.hatelabo.jp/20070126144401 40席未満がレコードかけるだけで月々18,000円とかなってますけど…。 音楽が全部Jasrac管理のものでもないのにこれはやっぱ高いよ。 18,000円って個人で払おう...
1曲あたりの登録料って30万とかじゃなかったっけ? だからどんな手使っても徴収しなくちゃいけないんだよ。
「うちでは、Garagebandで自分で作った曲とサンプル曲(著作権フリー)しかかけてませんから!」
http://anond.hatelabo.jp/20070126152927 オーケン事件を逆手に取って、 自分の著作物を登録 自分でそれを利用 徴収が来たら、「いつまでにいくらどういう計算によって支払われるのか」確認...
>40席未満がレコードかけるだけで月々18,000円とかなってますけど…。 それは、 >客席数40の喫茶店 喫茶店じゃなくて、業種1の 「キャバレー、ナイトクラブなど酒類の提供とともに客...
モランボン 理解に自信がない場合は結論をぼかすための疑問形をとる場合が多いのだろう http://anond.hatelabo.jp/20070125174539 問題点は、カルトの要素を持った非カルトが広まると、...
包括契約を半ば強要されるという話も聞くけど。今後一回でも演奏するつもりがあったら毎月やらなくても月額料金払わないといけないみたいよ。 仕事しろと。