2010-08-18

賃貸借りようとしたら家主から「死ね」って言われた

当方就職氷河期世代。

とりあえず仕事あるけど、引越ししなくちゃいけなくなり、物件選びをする。

ちなみに未婚。

不動産屋に入っていい物件見つけたからとりあえず見学

「ここにしますー」ととりあえず決定。

翌々日に契約書持って不動産屋さんを訪れたところ、隣に変なおじさんが座る。

おじさん曰く「ここに入居するのはやめてもらえないか」とのこと。

意味がわからず、不動産屋さんに「この人誰ですか」と聞けば、変なおじさんが「あなたが入居しようとしているところの大家だ」とのこと。

おじさん曰く「40にもなって独身の男が入居するようなところはない」とのこと。

いや、あんた1K物件に何言ってんの、と。どこに入ろうと勝手じゃない。

察したのか、おじさん曰く「とにかく、私はあなたを歓迎するつもりはないから、諦めてくれ」と。

ちなみに不動産屋さんはカウンターの向かいで「外でやってくれ」という顔。

ちょっと我慢ならなかったので「あなたは人を選びたいようだが、そんなことをしていい理由なんてないし、あったとしてもあなた自身に良い評判はない」と少しキレ気味に言った。

するとおじさんはマジギレして「お前みたいないつ死ぬとも分からない馬に貸す部屋はないって言ってるだろ?部屋で死なれたら困るんだよ。俺の評判が悪くなることとお前を招き入れて死んだあとの処分、どっちが俺に不利益になるかなんて考えなくてもわかるだろ?」と大声で。女性受付が眉をひそめる。

私はおじさんの価値観などわかるわけがないが、言わんとしてることは理解できるだけの脳みそがあるので、「わかりました。あなたのところでは借りません。そのかわり、あなたとのやりとりはネットに垂れ流しますから、文句は言わないでくださいね」とだけ。

おじさんは当然だ、と言わんばかりに大きく息を吐いて窓のほうを見る。

とりあえず不動産屋さんに他の物件を紹介してもらう。移動中の車内で「大変でしたね」とか「申し訳ありません」とか「いい物件紹介します」とか言っていたような気がする。

会社上司との飲みでこのことを話したら、「まあ、僕は君を雇っているからどうこう言うつもりはないし、他の会社で雇われない覚悟もあるだろうから、辛いだろうけど耐えるしか無い」と。つまり、同情するし、既に似たようなことなら体験してきただろう、だから耐えるんだ、というわけだ。

だけど、耐えれば解決するんだろうか?

既にホームレスは僕よりひどい待遇をうけている。家がないだけで仕事にありつけないのだ。

僕は氷河期人間で、経験がないから、という理由で数百社も門前払いを受けた。これは耐えてどうにかなるものか?

耐えるしかない、というのは「行動しても変わるわけがない」という精神を汲みとってのことだろう。

ならその精神はどこから産まれてきたんだ?

いいのか、このままで。

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