2010-08-06

「死んじゃいけない!」ということに一番具体的に理由をつけてくれたのは祖父だった。

人間関係職場でのミスから、「自分なんて死んでしまった方が迷惑かからないしいいんじゃないか」と深刻に悩むようになった。

で、そのことを周りに相談したら

  • 母は「そんなに辛いなら死ぬしかないんじゃない?」と言った。
  • 父は「それで他人が幸せになると思うのなら死ね」と言った。
  • 弟は「兄貴の物が俺の物になるから俺は幸せになるから死んで」と言った。
  • (母方の)祖母は「そうやって逃げるのは弱い奴のすることだ」と言った。

そして祖父。

  • 「生きていると迷惑をかけることもあるだろう。けど、自殺と言う行為によってまた身内の心に風穴を開け、それによって迷惑をかけることになる。その迷惑は、生きているより何十倍も重い。仕事上の穴を埋められる奴はいるかもしれないが、俺の孫であるお前はお前しかいないし、その穴を埋められる奴はいない」
  • 「だから、生きてくれ。生きていてくれるだけでいいんだ。お前に今死なれたら、俺は今度こそ死んでしまうかもしれない」

とのことであった。

祖父は、弟を(弟が)今の自分とまったく同じ年齢の時に無くしているらしい。弟を失ったショックは相当の物であったらしく、鬱になり自殺も考えたらしい・・・とのこと。

そのような経験をしているからこそ、「身内の死」と言うものの「重さ」が分かるのだと言うことを感じた。そして、その重さは自分想像しているより計り知れないものなんだと思った。

そして、それで自分は思い出した。「自分と言う存在はここに1人しかいない」のだと。


ちなみに父方の祖父母はもういない。今、彼らに会いに行っても彼らは喜ばないだろうし生きていて欲しいと思うだろう。だから、彼らのためにも自分は今生き続けてるんだとも思う。

自分は、1人しかいないのだから。

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