2009-08-06

異邦人

今日、とあるクラスメイトたまたま二人になった時に

「あなたの陰口が流れてるよ」

というようなことを言われた。

その子とは仲がよくもないし悪くもないけれど

もし善意でいったのなら、わざわざ本人が知らなくてもいいことを

知った時のことを考慮してほしいし

悪意でいったのならばなかなか効果的だった

とはいえ、へこんだのはほんの少しの時間、それにそんなことは些細な問題だ

そもそもノリのよくない私がよく思われていないということは、彼女たちの一挙手一投足から伝わってきたし

陰口を言われてショックを受けるほど、彼女たちとは親しくないのだ

しかし、今回のことで私はむしろ彼女たちのことを好ましく思えるようになった

いつも機械の如く見え透いた善意を振りまく彼女たちが実は苦手だった

たいして親しくもないのになれなれしく、お互いのことなんてこれっぽっちも知らないのに友達呼ばわり

それこそ毎日チューイングテストでもしているかのような気分だった

そんな彼女たちが、たいして情報もない私について陰でこそこそののしっていた

まるで、意地汚く、矮小で、醜い私のようではないか!

彼女たちは確かに人間だ!

なんだか仲良くなれそうな気がする

私は初めて、彼女たちの優しい老婆心に心を開いた

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