2009-06-15

遠くに来た。

結婚した友達と話していると、彼女独身の私が遠くに隔たってしまったと痛感することがある。

きっと彼女から見た私ももそうなんだろう。10代20代をともに過ごしたけれど、あの頃のような近しい感じは今はもうない

遊びに行くと、昔とは違ったへんな沈黙時々生まれるから、きっとお互いにそのことはわかってる。

でも、せっかくここまで続いた縁なので、これからも続いたらいいなと思っている。

今は付かず離れず付き合っていく時期なのだろう。

その友人から相談を受けた。

「知人が、最近連絡をくれない」というものだ。

知人も結婚していて、忙しい仕事をしているので、時間があわないから遠慮しているのじゃないか、とありきたりなことを言ったら帰ってきた答えは違っていた。

彼女不妊らしいんだ」予想しない答えだった。

「私に子供が生まれてから、電話はつながらなくなった。メールはなかなか帰ってこなくなった」言葉がなかった。友達と知人は、私とよりずっとずっと仲が良かったことを知っているから。

私達は、同じ学校で教室で机を並べて勉強をしていたあのときから、本当に遠くに来てしまった。

私は、それまで、友達と私の間に生じたのは、友達の結婚という事柄による立場の変化が大きいと思っていた。

大間違いだ。結婚は、時間の経過によって生じた事象の象徴にすぎないんだ。

結婚している同士ですら、こんなに隔たってしまっている。時間残酷だ。

出会ってから、15年が経った。15年前にはもう戻れない。

15年後の私達はどうなっているのだろう。

これからも離れていくばかりなのかな。さびしい。

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