上手、下手、出来ない、は違う
出来ない奴は下手な奴のことを「上手」というけれど、それは間違ってる
下手な奴は、下手なのに上手と言われて、皮肉られているような気分になってくる
大抵の場合、出来ないから下手へと変わるのは、個人の知性や技能の問題なので、だいたい誰でも出来る
出来ないのは、たいてい、努力が足りないか、努力の方向性を間違えているからに過ぎない
(極稀に、先天的あるいは後天的に、幾ら頑張っても無理な人もいるけど)
しかし、下手から上手に変わるのは、他者との競争に勝利しなければならず、誰にでも出来るものじゃない
それなりに恵まれた才とチャンスに恵まれ、努力してはじめて上手になれる
それも、オリンピックのような選ばれた人間だけの舞台じゃなく、出来る奴ら全員寄せ集めただけの舞台の敗者
そこで負けてるのに「走ったんだから凄い」といわれて喜ぶだろうか? 皮肉にしか聞こえないだろう
出来ない奴に上手といわれても、「だったらあなたも出来るようになれば」と思う他無い
人生の舞台というものは、勝つためにあるのではないですよ。 勝ちも負けも、舞台の上ではただの役割であり、同価値です。