2009-05-15

イタいということ

イタい」って、要は「能力が足りてないのに自尊心自己顕示欲だけそれに見合わず高い」ことであって、だから能力が高い・成功している、といった人は、いわゆる「イタい」行動をしても認められる節がある気がする。

だからイタいと言われないようにするためには、

1)成功する。能力が高い事を見せる。

だけどほとんどの人はそれが出来ないからイタいんであって、そんな凡人たちに残された「イタいと思われない条件」は

2)凡人は凡人なりに図々しくせず自己顕示欲たるものを持たぬようにする

しかない。

わけで、「イタい」というのは結構残酷なんだなと思った。能力無い奴は無いなりの行動をしてないと嘲笑される、という図式から生まれたのが「イタい」なわけだ。さり気無く使ってるけどこの世のいかんともしがたい究極のところをついてる。

でもその我々凡人も、そもそも自己顕示したいとかいう欲とかがなければ、そんな「イタい」行動をせずにすんだわけで

そう思うと問題は「能力はないのに、それを上回る欲だけある」という状態なわけで

それを思うとなんとも物悲しい。どうにかならないものなのか。

何故能力はないのに欲はついてまわるのだろう。モテるモテないだって、もともとモテないようなルックスや、スタイルや、性格諸々の持ち主には、「モテたい」という欲求自体与えなければ、何も問題はなかったのに。

結局、欲と能力バランスの差が悲劇を生み出す。

凡人は凡人だと気付いたら、その欲の方を必死に消す努力をするほかないのだろうか。

そもそもそういうものは本当に消せるのだろうか。

無駄にいろんな欲だけあって、能力はない凡人の一人として、どうこの先生きればいいのだろうと考えあぐねている。

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