2009-02-26

胡錦涛糖尿病悪化説が駆けめぐる

秋に習近平(副主席)と交替という噂はどこまで本当か?

胡錦涛主席チベット党書記時代、重度の高山病にかかり、ラサで執務できず殆どを四川省成都にいたというのは事実だが、その後、糖尿病を患い、執務に支障が出ているという噂が以前からチャイナウォッチャーの間に広がっていた。

直近の北京の流言に曰く。秋の国慶節軍事パレードで「異変」が起こり、胡は引退を余儀なくされ、上海派太子党の習近平(現国家副主席)と交替するというのである。

陰謀と策略の国で、重病説はときとして政変前夜に流れる特徴がある。

だが、アフリカ歴訪、サウジアラビア訪問のあと、ヒラリー訪中でも胡錦涛は頻繁に登場しており、重体説は怪しい。

第一に政敵=上海派太子党と組んで、意図的に流している可能性がある。

第二は逆で、胡錦涛派が自ら流し、各派がどう動くか反応を見ている可能性もある。

第三は、チベット党書記の王楽泉を近く更迭説があり、そうした人事争奪に政治的に絡んでいる可能性もある。

いずれにしても密謀、策略、謀略が飯よりも好きな北京中南海奥の院で、本当に何が起きているかは誰も分からない。

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