SIによくあるリプレイスの案件で、数百ページもある既存システムの仕様書を渡されて「あとはよろしく」と肩をたたかれた。
この仕様書がWordのファイルなんだけど、恐ろしいことに章ごとにファイルが分けられていて、総数が百以上になっている。目次もない。
ソースコードを読むときもそうだけど、こういうのはとにかく読むしかない。
はじめのうちは、その分量に恐れおののいて「Wordを結合するツール」とか「Wordを検索するツール」とか使って効率化しようとするんだけど、ぜんぜん作業が進んだ気がしないので、適当な所にあたりをつけてぶつぶつ言いながら(「書いた奴氏ね」とか)とにかく読み込んでいく。
そのうちに全体の輪郭がぼんやりと見えてきて、何となく目星が付いてきて、(そこそこ)効率的に読めるようになる。
そんな連休2日目。
既存システムの仕様書があるなんて、なんて羨ましい仕事なんだ!
必ずしも羨ましいか? 「仕様書の間違っている部分の特定」 「仕様書が間違っていることの証明」 という仕事が増えるだけ、という場合も・・・。
Excelでなかっただけ、まだマシだと思うよ。 とりあえず「エンジニアのためのWord再入門講座」買ってきたら?