■「どうかと思う」を知らなかった

「どうかと思う」という言葉の意味をずっと知らなかった。

何年か前、知り合いとくだらないことでモメた時に初めて言われて、その時も、意味がわからなかった。

知:そういう行動をとるのはどうかと思うよ

俺:どうかと思うってどう思うの(おおまじめ)

知:いや、だから(３分経過)どうかと思う

俺:自分が嫌だってこと？

知:いや、嫌とかそういうわけじゃなくて(3分経過)どうかと思う

俺:するべきでないとかそういう倫理の話か？　なんか俺にそれを聞く義理があるの？

知:いや、するべきでないとかそういう押しつけをする気は(1分経過)ただ、俺はどうかと思う。

俺:?????

剣呑な空気だったので、自分の行動を非難したいらしいというのはよくわかった。

でも、詳しくは略すが、人さまに文句付けられる筋合いの話でもない。

「おれはそういう行動を見ると嫌だ」という意見の表明なら受け付けられる。

嫌な思いをさしてたらスマンがしかしだね、と続けられる。

けど、「どうかと思う」って言われても、ふーんどうかと思うんだ、どうかって何？

くらいしか出てこない。

だけど、もちろんそんな事を聞いても明確な答えが帰ってくるわけじゃない。

その後すげー考えたあげく、

「否定的な意見を述べたいが強い表現を避けたい時」

「否定的な意見を述べたいが、主語をのせたく無い時」

の婉曲表現として使ってるのかな、と類推した。

そんで、こないだこれ読んだ。

具体的なことを書けないが違和感は表明したい時の便利フレーズ「どうかと思う・気が知れない・いかがなものか」

おおむねそういうことなのね、と合点がいった。

自分の退路を確保しつつ違和感だけ言う、みたいに感じてものすごく不快なので、こういう用法をリアルで使うのは正直どうかと思う。

使い方合ってる？

Permalink | 記事への反応(7) | 14:59

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