はてなキーワード: BIG JOHNとは
http://anond.hatelabo.jp/20091016125826
増田だからざっくりと。気が向いたらダイアリで書き直す。
私は680円のデニムは買わないなー。買うんだったらcuneの15000円のを買う。トシヨリだからちょっと恥ずかしいけど、680円のデニムを西友で買うかcuneのデニムを買うか二択だよと言われたらcuneを買う。
で。cuneのデニムと680円のデニムには全く異なるベクトルがあるわけね。cuneのデニムにはウサギのプリントが施されているという方向だし、680円のデニムは安いという方向。そのどちらを選択するかは企業次第なんだけど、勝間さんの「目立つ力」じゃないけど、他の人と同じ事、他の人がやって成功している事例に乗っかっても「勝つ」ことは出来ない。ロールモデルというのはロールモデルが提示された瞬間に陳腐化するんです。
シャアザクはシャアの乗ってるザクだけが赤いから目立つんであって、他の人もこぞって「よーしパパ、ザクを赤く塗っちゃうぞ」とか「赤が駄目なら黄色なんです。偉い人には(ry」とかなったらもう目立たない。価格競争が足の引っ張り合いなのは製品自体に差が認められにくい、少なくとも消費者はそう感じている程度の差-ザクで言うところの色の塗り方-くらいのコンセプトが提示されていない事に問題があるんだ、と私は思っている。
倉敷というとBIG JOHNが有名どころなんだけど、BIG JOHNだってリーバイスの劣化コピーだったわけじゃないですか
劣化コピーが勝てたのは価格の安さがブランドパワーだったからで、他の企業が劣化コピーをロールモデルにしたら劣化コピーじゃ勝てないわけですよ。みんながザクの色を変更しはじめたなら、ザクじゃなくて百式に乗るべきなんです。いやむしろアクシズを落とすとか。
cuneが「いいな」と思うのは、独自の世界観を製品にフィードバックさせているからなんだけど、じゃあ似たようなウサギのプリントをするアパレルが他に現れて、そこが680円だったらどうなるんだろ、と考えるとちょっと怖いよね。
だから「他に真似されないくらいの圧倒的なブランドパワー」を持ちつつも、常に最先端且つ誰もやっていないような商品を手がけていくしか「生き残る」道はないんだと思うよ。