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「ダライ・ラマは親ナチ」 中国大使館員が米議会工作 - MSN産経ニュース
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ブクマではやたら中国が「と」扱いされてるが、にされてるが、記事を読めば
ワシントンの中国大使館で議会対策を担当する書記官が米議会スタッフに対し、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世がナチスと深いかかわりを持ち、ヒトラーの友人と親交があったという情報を添付した電子メールを送っていたことが2日、分かった。
ということで、とりあえずナチのカギ十字の由来が「卍」なんてことが根拠ではないようだ(全文が判明するまではわからないが)。
「ヒトラーの友人と親交があった」という部分で、これはハインリヒ・ハラーのことを言っているのだということがわかる。
「ハインリヒ・ハラーはヒトラーの友人、ハインリヒ・ハラーはダライ・ラマの教師、よってダライ・ラマは親ナチ」という印象操作を行おうとしたものだと思われる。
これでも根拠はかなり弱いものだろうが、ブクマで想像されているほどには無根拠というわけではない。
ハラーのほかにもダライ・ラマはBruno Beger - Wikipedia, the free encyclopediaやMiguel Serrano - Wikipedia, the free encyclopediaのような、ナチ&ネオナチとも交友関係を持っている。ついでに言うと麻原彰晃とも。(ピノチェトととも親交があったらしいが、はっきりしない)
もちろん、ダライ・ラマはナチ以外とも親交があるし、当然ナチ以外との親交の方が圧倒的に多いはず。
……まあ、こういう風にダライ・ラマの交友関係を暴露して、そのカリスマ性を削ごうとしたんだろうが、逆効果になったということだろう。
「中国は大使館レベルでもこれか」と呆れる気持ちはわかるが、ただ、言論の自由が保障された先進民主主義国家である日本でも、かつてオウム擁護をした知識人が叩かれたり、政治家と統一教会やら創価学会の関わりが取りざたされるようなネガティブ・キャンペーンが行われることは忘れてはいけない。
中国が「ダライ・ラマはナチスと深い関係がある」という話を聞いて、条件反射のように即座に「トンデモ」と決めつけるのは、中国に対する偏見があることが理由の一つだろう。それから、このようなブクマの仕方は、実はオカルトが好きな自身の内面を投影しているんじゃないだろうか。