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2007-11-12

http://anond.hatelabo.jp/20071112084432

森鴎外

医者の息子として生まれ、幼少期から神童と呼ばれ、医学を学ぶために10才からドイツ語を学び13才で年をごまかして第一大学医学校予科(現在東京大学医学部)に合格、19才で卒業陸軍軍医として勤務。

その後も政府内の超エリートとして順調にキャリアを重ね、陸軍では日露戦争にも出征し軍医総監、一方文学者としても活発に活動し、最終的には文学博士であり医学博士であり、退いて後も帝国博物館総長兼宮内省図書頭として正倉院の調査に着手、明治元老山県有朋と交友があり日本元号のあり方にも一家言あり、また初代帝国美術院院長もつとめた。もちろん翻訳家創作家としても名高い文豪であり、また大正浪漫派を主導した雑誌スバル」を強力にバックアップしたりもしている。まさに近代日本の根底を支えた最大の知識人、つーかバケモノ

では頭でっかちの野暮天だったかというとそうでもなく「4才で初恋を経験した」と主張する彼は、留学したドイツでは女の子をひっかけこれが日本についてくる騒ぎとなり、最初の妻とは離婚したが18才年下の嫁を貰って子供を4人作って大変愛した(長男は最初の妻との間の子)。

そして、それでも本人はあんまりこの世が幸せでなかったらしく、死ぬときはそういう肩書きの類一切を固く拒否するという遺書を残した。欲の深さも天才級。

まあそんなわけで……結論はなんでしょうね。

こんな天才と比べたら、って、なんだか比べるのも馬鹿らしくなってくるというか。

まあほどほどが一番という、きわめて庶民くさい結論で納得しとけってことでしょうかね。

2007-03-11

図書館にて

「ん?さっきから何やってんの?」

「ぜって??誰も読んでない本探してんの」

「……何それ」

「こんだけ広くていっぱい本が並んでる中にさぁ」

「うん」

「誰にも見つけられない本があるんだよ」

「おー」

「それってすごくね?」

「……まぁね」

「でしょでしょ?浪漫だよ浪漫

「……美貴もさーがそうっと」

「おいコラよしざーのが先だからな」

「ふふふ」

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