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はてなキーワード: キックバックとは

2007-06-03

罪悪感商法

フェアトレードのような経済法則無視は歪みしかもたらさない。

フェアトレードブランドで売れる農家と売れない農家の懸隔が、ブランド発給団体役員へのキックバックに繋がるのは当然。

こういうココロの隙間を狙う商売の種は尽きない。

2006-10-26

司法書士あきらめた理由

新卒司法書士を目指して司法書士事務所就職した。

しかし、3ヶ月でやめて公務員を目指すことにした。

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表面的な理由
ルーティンワークだった

そこの事務所では補助者は取引先ごとに担当を任されていて、その取引先ごとのルールや手順にのっとって仕事をする。

しかし、私が担当した取引先は2箇所であるが、ともに不動産登記((主に保存登記抵当権設定登記))が中心であり、顧客は違えど同じ手順で同じ書類ばかり作っていた。登記申請書は司法書士事務所転職するか自分で資格を取るかしないと仕事で活かせないものであり、一般企業で書類のファイリングをしたり会議の書類を作るといった経験はしないでいいのかと自分に問いかける日々が続いた。

また、その事務所は少人数であり、社会人としてのルールマナー((特に目上の人に対しての礼儀や来客者に対する礼儀、情報管理の徹底など))が適当であり、2,3ヶ月研修してから仕事に入る一般企業の新入社員に劣るのではないかと言う不安がいつも付きまとっていた。

所長と所員の間に温度差があった

私の採用は所長との面談で決まったのだが、所長が言っていたことと所員の言動には大きな隔たりがあった。

たとえば

  • 所長「所員は午後6時ごろまで残業している」
    • 実際は午後8時まで残業するのはざら。場合によっては日付が変わるころまで残業している。
  • 採用時には仕事が終われば早めに帰って資格学校に通ってもいいことになっていた。
    • 仕事の量的質的にも定時で終わるようなものではなかった。もちろん、所員としては残業をしてでも仕事に対応してくれる人間を望んでいた。

ほかにも、所長の陰口を所員同士で言い合い、「この事務所はそろそろつぶれるかも」「やっぱりやめようかな、この仕事」と言ったことを平気で言っていた。

当然、モチベーションがあがるわけはない。

本音
所長が師匠に値するような人ではなかった

所員との間に温度差があると同時に、新法については所員に確認するほどであり実際には仕事に熱心に取り組むような人ではなかった。

事務所にいるときも一日中パソコンに向かってゲームをしており、重要な案件が回ってくるか所員に書類の確認をせかされるかしない限り仕事をしているようには見えなかった。

もちろん、そういう人だから陰で所員に馬鹿にされていた。

所員も見本になる先輩ではなかった

陰口をたたく、所長を馬鹿にすると言った時点でもう仕事について見本になるような人たちではないと言う結論に達した。

また、私自身は仕事上では自分に関係ないことに文句を言わない、自分からモチベーションの下がるようなことを言いたくないといったスタンスもあり所員が雑談で陰口を言っているときは黙って仕事をしていた。

それがかえって「こいつはサンドバッグにしても大丈夫だ」という風に感じさせてしまったらしく、資格学校に通いたいと申し出たときにここぞと言わんばかりに叩かれた。

「自分だけ残業を逃れようなんて図々しい」

「自分なんか5,6年司法書士試験勉強しているけれど、試験前でも10時ぐらいまで仕事をして事務所貢献しているんだ」((もちろん、一度として合格していない))

「これから年末に向けて忙しくなる上に仕事も十分できないくせに新しく何かするなんて馬鹿じゃないか」

「自分たちが『○○さんがやめたのは小さい子供がいて残業がイヤだからやめた』と話題に出していたのがわからないのか」

「お前が仕事で協力してもらっているのは自分たちなのだから所長よりも自分たちに許可を仰ぐのが当然だ」

マナーもできない、仕事もできないくせに雇ってもらえているのはうちの事務所だからだ。他のところへ行ったところでお前なんか使い物になるものか」

この出来事が決定的一打になり、人間関係的にもここで働けるわけがないという結論に達した。

司法書士業界限界を感じた

私が司法書士の世界に入ろうと思ったのは法律に携わりたいという希望があったからだ。弁護士でもよかったのだが、司法書士のほうが敷居が低く気軽に法律相談にのれるだろうということで決めた。

しかし、実際には自営業である限り利益が優先する。ここの事務所では裁判事務は報酬が割に合わないと言う理由で来客があっても裁判関係というだけで、他の事務所に行くよう促していた。

また、キックバックや補助者のみの立会いも当然のように行われていた。キックバックは「事務所の収支は明示すること」と司法書士会則で、補助者立会いは書士会から避けるよう会報等で通達がされている。

だが、キックバック不動産業者から当然のように要求され、ダブルブッキングになってしまったときは補助者を有資格者のようにごまかして行っていた。

結局のところ法律に携わるとは言っても、公務員におけるオンブズマンのように司法書士会が常時監視しているわけではないと感じてしまった。

それどころか資格を取ったところで必死に営業をしないと仕事さえ取れない業界であり、アピールが苦手な私には無理だと思ったのだ。

この考え方には偏りがあって当然だと思う。

もちろん、自分に非がないわけではない。

申請書や請求書の文字間違いはよく起こっていた。

自分の考え方を理解してもらおうとする態度だって不足していた。

来客者や電話への対応だって傍から見れば見ていられないものだっただろう。

が、さすがにこの事務所には参ってしまった。それが結論である。

[この際釣りだと思われてもかまわない]

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