彼らの多くは音大、芸大の落ちこぼれであるのは言うまでもない。
本当に一握りしかその世界で言われる成功というものを手にしない。
故に変にプライドの塊で自分の成長できる余地さえもプライドのせいで見えない。
挙げ句よその音楽界隈をなにかと下に見る傾向がある。
これは経験したことのあることなのでもし否定されても、そういう人がいる時点で全体がそういう評価になってしまう。
例えば、ポップス、ロック、メタル、R&B、民族芸能(日本だと浪曲等)、演歌、ジャズ、などをスタイルチェンジ(クラシックやオペラで良しとされる音色や表現を一切排除し、曲のジャンルで良しとされるそれらに完全にシフトすること)して歌う事ができる歌い手がどれだけいるのだろうか。
それができれば成功したと言われるクラシックやオペラの歌い手なぞ遥か彼方に追いやることができよう。
寧ろ大学をでて、いや在学中からそういう他ジャンルに学ぶこと続けて習慣にできている人がいくらぐらいいるのだろうか。
彼らの能力や努力を否定するわけではない、生で聞いたことがあるのであれらの音色の統一性、基本マイク無しの大きいホールでやる前提に立った声量の大きさ目を瞠るものがある。
だからこそ、不思議でならない、未だに驕り高ぶるその精神。
あなたは一体学校でなにを学んだというのか。
オペラでなんかあったのか?