からあげの話題あがってたけど作るの楽しいよね。
容赦なく油をどばどば鍋に注ぐ感じとか、
綺麗だった油があっという間にごま油みたいな色になっていく感じとか、
あーなんか知らんけど贅沢してる!って気になるよね。
しかも唐揚げって懐の広い料理で大体美味しく作れる。
とはいえ、ゴールデンウィークだし、
本気で家からあげ挑戦してみようかなって人に向けて
クックパッドよりもちょっと詳しく我が家のからあげの作り方を解説してみる。
いろんな流派があると思うので、からあげ上級者の諸氏は
「ほう、君ん家はそんな感じね」程度に見てもらえると幸い。
鶏肉の選び方。もも肉、胸肉どちらも美味しいと思う。
温度とか時間にルーズでも失敗しにくいのは、やっぱりもも肉。
できてから時間を置いても硬くなりにくいのも、もも肉だね。
もちろん、出来立てを熱々のまま食べられるなら胸肉も最高だから、
慣れたら試してみてほしいけど、今回はもも肉で話を進めます。
まずは、鶏肉の下処理。もも肉を開くと黄色白い脂が着いてると思う。
これを包丁で取り除く。こうすることで、鶏肉の臭みが減って味がよくなる。
このとき、ついでに鳥の皮を伸ばしてはみ出した部分も切っておく。
脂と皮の処理が終わったら一口大に切る。ちょっと大きめに40gくらいのサイズがベスト。
そうしたら、お水10:酒1くらいに混ぜ合わせた液体に入れて軽く揉み、2~3時間漬ける。
過剰な水分を鶏肉に吸わせ「水ぶくれ」させることで、鶏肉が柔らかく仕上がるよ。
酒を入れるのは鶏の臭い消しと、柔らかくする効果を狙って。
(まあ、正直お酒はおまじない程度なので、無ければ入れなくてもいい)
鶏肉を水に浸してる間に、タレの準備。
「醤油1:塩分の入って無い液体調味料1」の比率になるように調整するのが基本のベース。
ここを守れば液体調味料の部分は、酒でもミリンでも水でもOK。
ウチで、もっともよく作るタイプのからあげ(鶏肉1000g基準)だと
「醤油大さじ7:ミリン大さじ3:お酢大さじ1」
で、ニンニク大丈夫なら「おろし生姜大さじ1:おろしにんにく大さじ1」を入れる。
ここまで混ぜたら一度タレを味見する(大事)。
「ちょうど良い塩味」だと塩味が足りてない。
「3倍稀釈のめんつゆの原液」くらいまで醤油か塩を入れて味を調整する。
タレの準備ができたら、
水に漬け込んだ鶏肉をザルに上げ水を切ったら、タレに入れ揉み込んで漬け込む。
タレには5分〜10分くらいで十分。
からあげは中が醤油色に黒くなるまで漬け込む必要はないよ。
漬け終わったら、タレを切り別のボウルに鶏肉を移し、
「卵1個、小麦粉:大さじ4」を入れて揉み込む。
こうすることで、最後の衣の片栗粉の付きが抜群によくなる。
(プロで言うところのバッター液を作るってわけ)
ここまで準備したら、片栗粉や油、揚げ上がった後のバットの準備。
鶏肉が浸かる程度の深さの鍋(中華鍋がおすすめ)に、
鶏肉が泳ぐくらいまで油をちゃんと入れる。
油をケチると難易度が上がるので、ケチら無いでドポドポやって欲しい。
火をかけ170度くらいまで温度を上げる。
菜箸入れて全体にポツポツ泡がたったら170度くらい。
(揚げる時の温度は160度で狙いたいので少し高めにしておくのがコツ)
片栗粉は、竜田揚げっぽい「あられ」食感を出したければ、
水を少し入れて(片栗粉100gに対して大さじ1程度)手で揉んでダマを作る。
別に要らなければ、やらなくてもいい。
準備が整ったら、鶏肉を片栗粉にまぶして揚げる。
一辺に入れると油の温度が下がりすぎて失敗するので4〜5個くらい。
まとめてドバドバ入れると衣同士がくっつくので、離して入れる。
油に入れたら衣が剥がれるので、絶対にすぐには触らない。
1分放置すると、衣が固まってきて触れるようになるので、
裏返しにして2分(合計3分)揚げる。
網バットに上げて、5分置く。
その間に油の温度を180度(菜箸からポコポコと中くらいの泡がでる)まで上げる。
一度揚げたからあげをもう一度油に入れて、1分揚げる。
油が汚れてくると、20秒くらいで黒くなってくるので上げたくなるけど我慢。
しっかり二度目に衣が揚がらないとサクッと食感にならない。
網バットやリードペーパーに上げたら完成!
面倒くさいようだけど、慣れると簡単。試してみてね。