2010-11-22

出張先でのことなんだが、喉が渇いたので何か飲み物でもとコンビニに。

ペットボトルお茶を選びレジに向かうと、そこには先客がいた。

何やら書いている先客の後ろで、自分の順番がくるのを待っていると、

今まで掃除をしていた女の店員が、サッと隣のレジに入って

「お待ちのお客様どうぞ」と言ってくれた。並んでいるのは俺だけ。

当然ながら【お待ちのお客様】とは俺なのだろう。

おそらく大学生であろう若くて可愛い店員は、笑顔

「お待たせいたしました」と一礼すると、代金を受け取り

「○○円のお返しです」と手を添えて、お釣りを返してくれ

「ありがとうございました。またお越し下さい」と、

最後にも一礼してくれた。

おそらくあの店に行くことは、二度ないだろうし、

二度とあの娘に会うこともないだろう。

だけどいい。だからいい。俺はこれだけで、この冬を越せる。

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