2010-11-10

日経夕刊の「玄牝」評価がヒドイ

日経夕刊にシネマ万華鏡という映画批評が毎週載るのだが、

はてなで話題(?)の「玄牝」に関する評価・コメントが、

ヒドかった。

手元に紙面がない(間違って捨ててしまった)ので引用できないのが残念だが、

とにかく映画ポジティブに評価していて、

はてなで問題視されている「自然分娩至上主義の問題点」とか「吉村医院カルト性」に

ついては、一切言及されていない批評になっている。

予備知識がない日経読者は、この批評を見ると

「いい映画なんだろうなあ」、吉村医院も「いいお医者さんなんだろうなあ」という

先入観を持ちかねない批評なのである。

5段階評価で「星4つ」の評価がされている。

この評価は

http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/2010-0999.html

http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20101109/p1

のような

吉村医院カルト性が露呈されているので、カギカッコ付きの『いい映画』」

という皮肉的評価ではない。

単純に、「出産や女体の神秘を描いた、いい映画」として星4つ評価なのである。

なんか

宮崎アニメナチュラスティックで、いいよね」的な

無邪気な「ノリ」で星4つ付けているのである。

そもそも、日経は、意外なことに、こういう「ナチュラル原理主義」に対して、

ワキが甘い。

ホメオパシーが問題になる前の今年の7月頃とかに、これも日経夕刊だったが、

ホメオパシーを好意的に取り上げていた。

朝日によるホメオパシーバッシングが始まってからも、日経ホメオパシー批判は

やけに遅く、全然力が入っていなかった。

日経男性読者というのは、こういうナチュラル原理主義に対して

懐疑的な人が多いからあまり実害ないのかもしれないが、

その奥さんは、ナチュラル原理主義に対抗できる「リテラシー」を

ちゃんと持ち合わせているのか?

お嬢様育ちで、旦那の高収入に惹かれて結婚して専業主婦で、てな感じの奥様だと、

いわば無菌状態で、そのままナチュラル原理主義に感化されちゃうんじゃないか?

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