航空自衛隊員「われわれは弾丸を撃ってはいけないことになっているんです。」
面接官 「え、撃ってはいけない?」
航空自衛隊員「はい。撃ってはいけません。体当たりする他ないと考えます。」
面接官 「・・・で、その体当たりは日本において国防のうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
航空自衛隊員「はい。敵が襲って来ても守れます。」
面接官 「いや、それで守れるんですか。それに敵に体当たりすると死にますよね。」
航空自衛隊員「でも、相手から撃ってこなくても勝てますよ。」
面接官 「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
航空自衛隊員「相手が撃ってこないと簡単に領空侵犯されるんですよ。」
面接官 「ふざけないでください。それに『相手が撃ってこない』って何ですか。だいたい・・・」
航空自衛隊員「『向こうが撃って来るまで撃たない』のです。自衛隊法にあります。自衛隊法というのは・・・」
面接官 「聞いてません。敵機を攻撃し・・・」
航空自衛隊員「あれあれ?『敵機を攻撃しろ』なんて言っていいんですか?撃ちますよ。体当たりしますよ。」
面接官 「もう・・・おまえたちには、わかっているだろう・・・」
航空自衛隊員「・・・」
面接官 「『しかるべく、やれ』」