基本的にアメリカというのは生活に適した国ではないと思う。
能力があるものに何度でもチャンスが与えられるからだ。
アドバイスをもらったことはほとんどなかったが、
ある時、母はこう言った。
「人生でチャンスはそう何回も来ないものよ。
でも、どんな人生にも3回くらいはチャンスがあると思う。
そういうチャンスをきちんと活かしなさい。」
確かに響きの良いアドバイスで的を射ていると思う。
しかし、3回しかチャンスがない国とはあまりに窮屈ではないか。
下品な言い方をすれば、
大学受験に失敗し、就職のタイミングを逃し、玉の輿に乗るのに失敗したら、
(もっとも、本当のチャンスは大抵、競争以外のところにあるものだ)。
それに向かって努力する者も多い。
チャンスが何度もあるからリスクも取れる。
剽窃。
アメリカの生活面での制度設計はバグだらけもいいとこだよなあ。
優先順位の問題だろうけどね。それを理解していてもやはり人はアメリカに集まる。 ま、それより酷い国も世界にはいくらでもあるんだろうし。