つまりは敗戦直後、アメリカに支配されているという事実を自分有利に再構造化したから。アメリカがいないと餓死するとか、逆らうと侵略されるとか弱みにつけこんだ無数の脅し文句で国内のヤクザすら封印し、日本は官僚王国になった。ところが度重なる政治闘争で構造が破綻してきている。というのも確かにアメリカに支配されているが、官僚に頼らなくてもなんとかなるんではないか的な空気が官僚バッシングを生み、部分的に抗争が生じている。また体制の被害者のルサンチマンが爆発していろいろな事件が起きてるし、政府側もあえて自分をネガキャンして崩壊を回避している。で、なぜ官僚集団がこのように巧妙な手を使うかと言うと、基本的に政府は絶対的な暴力を掌握しているわけでなく、あくまでアメリカ支配の構造化しか日本人を説得する手段がないから。