2010-07-14

逆さ地図を無邪気にロシアに売る富山県のノー天気

先日の日経を見てびっくらこいた。

富山県が「逆さ日本地図」をロシア等に売り歩いているらしい。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100708k0000m040030000c.html

http://www.pref.toyama.jp/cms_cat/404030/kj00000275.html

自分高校生のころ、といえば「米ソ冷戦時代」で、

日ソ間も「冷戦」だったのだが、そのころに見たTBS系「報道特集」で、

ソ連太平洋艦隊が「逆さ極東地図」を掲出していた画像が印象的だった。

太平洋艦隊が「逆さ極東地図」を掲出する真意は、

「いかにソ連太平洋艦隊が、日本列島に進路を阻まれているか、を

 ビジュアル的に実感できる」からである。

言われてみれば、そのころ「三海峡封鎖論」なんてのもあった。

海峡とは宗谷海峡津軽海峡対馬海峡のことであり、

有事」に太平洋艦隊進撃を三海峡で「阻止」できるか、が軍事的議論になっていた。

・・・という記憶があるので、自分はどうしても「逆さ地図」が

冷戦時代の遺物」のような気がしてならない。

というより、富山県側は「環日本海友好のシンボル」として販売していても、

仮にロシア側が「未だに冷戦思考を続けているのであれば」、

逆さ地図を「ウラジオストクの上に覆いかぶさる邪魔日本列島、を印象付けるためのシンボル装置

として利用している危険性はないか?

(つまり、未だにロシア海軍日本を仮想敵として、三海峡軍事的に攻略したい、と

 考えてはいないか?)

逆さ地図を「環日本海の友好シンボル」とノー天気にロシアに売りまくる富山県

お花畑ぶりに、平和ボケ日本を感じてしまった。

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