A:たぶんないんじゃないか。
Q:じゃあ、このまま石油が流出しつづけたら、2・3年後には日本近郊でも油まみれになってしまうんじゃないですか?
A:あの油田にそこまで石油はないと思うよ。埋蔵量が少なくなったら石油でてこなくなっちゃうし。
A:石油から精製するガソリンとかは既に空中に揮発してしまっているだろうね。残っているのは使い道がほとんどない重油(カス)だけ。
Q:中国のペトロチャイナが「重油」の対日輸出を狙っているみたいだけど、これがなんで国内石油各社の製油能力削減につながるの?
A:重油というのは石油からガソリンとかを抽出した後のゴミのこと。船舶の燃料とかに使われるけれど、絶対的に需要がない。でも抽出過程で重油(ゴミ)は必ず出てきちゃうし、そのまま保管するコストもバカにならない。だから、国内石油各社は重油の売り先が中国にとられてしまうならば、そもそも重油を出さない=ガソリンなどの製油能力を削減しようという話になっているわけだね。