むしろ「親と同居ヤダから結婚後は別居が常識」「親の面倒見るのヤダから国が面倒見て」
と言う最近の風潮こそが贅沢なんだろうなーと思う。
まぁ贅沢なんだろうねぇ。
でも親世代は、親との別居、親の老後の安泰、を可能にする仕組みを作ったわけだよね。
年功序列と終身雇用でほどほどの歳で家をローンで買え、親は年金で安泰、と。
望むこと自体は親世代も若者世代も一緒じゃないかなぁ。
違うとすればそれが実現可能な仕組みを持っているかいないか。
それと、親世代はそうは言っても同居と世話をする親を見ていること。
前例を見ているわけだから、いざ同居・世話となっても「まぁそりゃそうか」と思えるよね。
それに対して若者世代は別居して世話を委託している親を見ていること。
前例を見ていないわけだから、同居・世話にたいして過剰に不安を抱く可能性はある。
それに同居・老後の世話は良い話として全く伝わってこないしね。不安をあおるような話ばかりが流れてくる。
世の中平和になったから、それくらいしか苦労話が残っていなくて、
しかしまぁなんだ。
親世代が作ってきた仕組みは若者が使えるかどうか微妙なわけだが、それに代わる仕組みを作るべきなのか。
それとも斜陽の時代においては同居・老後の世話を避けるのは贅沢とみなし、素直に受け入れるべきなのか。
どちらなんだろう。