■別れて10日目

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前回の続き

別れたあと、それでも未練がましく彼女に連絡をとり続けている。

電話越しの彼女に聞いたこと、色々。

「M(彼女の事)の中で俺は今、どんな存在なんだ？」

「ただの元彼。」

「今、Mの中の思いは俺じゃなく、最初の元彼Aに向かっているのか？」

「そう。」

「その気持ちはどんな気持ちなんだ？」

「分からない。ただ、あって前に進みたい。進む方向がどうなるかは分からない。」

「結婚したいとかそういう思いがあるのか？」

「分からない。会ってみてやっぱりただの思い出と思うかもしれないし、

　好きだけど、冷静に遠距離になるからやめておこうと思うかもしれないし、

　好きだから、彼の元に飛び込みたいと思うかもしれない。

　でも、どんな気持ちになるにせよ、元彼に会わないとなんとも進めない。」

「もう俺の方は向いてないのか？」

「向いてない。私は私の気持ちが向いている方向に動きたい。」

「例の、幸せに貪欲にって話か？」

「そう、私の人生は私しか生きていない。

　だから、私は私の幸せに対しては貪欲に行きたい。

　たとえ、誰かを傷つけることになっても、

　それでも、私は私の生きたい様に生きたい。

　でも、それは誰にも言える事。

　アナタも自分の幸せに貪欲になってください。

　その結果、誰かを傷つけることになっても。

　だから、今、後悔しないように動ける事は動きたい。

　その結果、動いた結果の後悔なら、それは仕方ない。

　でも、動かないままでの後悔はしたくない。

　失敗しない人生と成功するための人生。

　私は後者を選択したい。

　たとえ失敗するリスクがあったとしても、

　それでも失敗しないような生き方ではなく

　自分の成功に向けた生き方をしたい。

　言葉は悪いけど、私の人生の舞台で

　私が幸せに向かっていくために不要な脇役には

　早々に退場を願うべきかと・・・」

「Mにとっての幸せってなんだ？」

「普通の一般的な幸せな家庭を築いて、幸せに死ぬことかな。」

「それだけか？それだけなら、俺でも満たしてやる。」

「それだけだと思う？」

・・・言ってる事は分かるな。

そして、俺が脇役だって言われている事も分かる。

でも、それと同時に、自分の幸せって言うのに

周囲の幸せを自分の幸せにするって言う思いはないのかな。

自分の周りが笑顔であることって自分の幸せじゃないのかな。

誰かを不幸にしたとして、それで自分が幸せになれるのかな。

そんなにドライでいられるのかな。とも。

彼女が若いのか、俺が物分かりがよすぎる年寄りなのか。

何にせよ、俺は俺の幸せのために頑張りたい。

それは間違いない。

だけど、なんだろう。俺は俺の周囲も幸せにしたいと思う。

それは、俺の彼女になる人も含めて。

性格の不一致と言えば、不一致なんだろうかね・・・。

いや、不一致するって言う所を理解できていない自分がいたりして

そこはお子さまなんだろうなぁと思ったりする。

・・・・・・・結局、俺がどうしたい。と言うのではなくて

他人にいろいろと期待している。 それがだめなんだろうかな・・・。

自分がどうしたい。こうありたい。と言う思いが弱いのかな。

Permalink | 記事への反応(3) | 10:16

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