コンビニなどでは竹をイメージしたという形状の割に、自動販売機ではよくあるボトルの形状である。
なぜだろう。僕は今まで詐欺にあっていたのではないか、という思いに駆られる。
もしかして、コンビニで売っているような伊右衛門は、容量が少ないんじゃないか、
実は見かけの通り、460mlしか入ってないんじゃないか、という絶望がこみ上げてくる。
そう思ってしまった途端、世界が暗転する。
僕は今どこにいるのだろう。東京のはずだ。町田は東京のはずだ。
いや、しかし、神奈川かもしれない。町田は実は、神奈川に含まれていたんじゃないのか。
そういう思いに駆られるのは、気味が悪い。しかし、なぜだろう。世界が広がって見える。