でも以前に比べると、単純に仕事の能力が落ちている。回復しつつはあるのだけど、以前の状態まで戻れるのだろうか。
これまでもうつ症状で苦しんだことはあったけど、ここまで酷くはなくて、毎日苦しくて、それでもなんとか復職できたのだから、復職できないほどに重症の人の苦しみはどれほどのものだろうか。想像できない。
以前の自分が「仕事で疲れた」というとき、それは例えば荷物を背負ってたくさん歩いたから疲れた、ような感覚だったと思うのだけど、
今の自分には、大きめの地震の揺れに耐えて疲れた、というのが一番合っているように思う。足元がおぼつかず、また余震が来るかもという恐怖におびえる。
もしこれが正しいのなら、地震を止めることはできないのだから、必要なのは、揺れても避難できる場所だ。
気分が悪くなって、世界中のいろんなものが醜く見えて、こんなひどい世界で生きていかないといけない自分がつらくなったときでも、
「避難所」は、世界の汚いものだけを見てしまうから汚い気持ちになるということを思い出させるもの。
それは人にとっては宗教かもしれないし、アルコールかもしれない。
なので今夜も「避難所」を求めてさまよう。