4月から入ってきた新入社員と一緒にエレベーターに乗ったら、「開」ボタンを押しもせずにまっさきに新入社員が降りた。
後でそれを新入社員に「上司と一緒にエレベーターに乗ったら、自分が「開」ボタンを押して一番最後に降りるのが一般常識だろ。」と嗜めたら、新入社員に「ボタンに近い人が押せばいいのではないでしょうか。それが一般常識ではないと思います」と言われてしまった。
確かに彼の言うことは正しい。
私の言ったことは一般常識ではない。
ではなぜ私はこういった「一般常識」「マナー」と呼ばれるものを守りたがり、かつ他の人にも押し付けるのか考えた。
「一般常識」「マナー」と呼ばれるものは実は必要だ。何のために必要かというと多くの人が不快にならないためである。
気にする人がいるなら気にしたほうがいい。
私にはこういう考え方が根底にあるのだ。
彼がエレベーターのボタンを押してないことが無礼だ、と感じたわけじゃない。
それがルールに則してないことが気になったのだ。
社会に受け入れられる為にはローカルルールを多く知り、守り、自分でも受け入れる必要があると思い込んでいたが、もしかしたらこれからは変わるのかもしれない。