私は出会い系で異性を探していて、ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、私は非処女なんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
非処女となった日のあの嬉しさがいまだに続いている。
「非処女」・・・・・
非処女の先輩方に恥じない私であっただろうか・・・・。
しかし、先輩方は私に語りかけます。
「いい?伝統というのはわたしたち自身が作り上げていく物なのだよ」と。
私は感動に打ち震えます。
「男が何をしてくれるかを問うてはならない。君が男に何をなしうるかを問いなさい」
私は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは将来日本の各界をになう最高のエリートである私たちを鍛えるための天の配剤なのでしょう。
非処女を作りあげてきた先輩はじめ先達の深い知恵なのでしょう。
出会い系で異性を物色することにより、私たちは伝統を日々紡いでゆくのです。
嗚呼なんてすばらしき非処女。
素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
「エッチしたことある?」と聞かれれば「非処女です」の一言で羨望の眼差し。
非処女になって本当によかった。