ここに1本のバナナがあります。これを皆さんにあげましょう。ただし、今日ではなく明日まで待てば2本のバナナをあげます。
この条件で、今日バナナが欲しいと言う人はいませんね。そう人間は損得勘定ができる生き物なのです。猿とは違うのです。
だってこの校長先生、どう考えても、あしたバナナを2本みんなに配る気はない。
しかし、今持っている1本のバナナならもらえる可能性がある。
そして、その1本のバナナをもらえれば、あとは、明日生徒全員に2本のバナナを配らなくてはならなくなるだろう。
であれば、なんとして、1本のバナナをもらうべきである。
そして、翌日、2本もバナナいらないという人から1本バナナを分けてもらうべきである。
この1本のバナナのおかげでみんな2本のバナナを得られたにも関わらず、
この1本のバナナの奴は、もともと1本もバナナを得られなかった集団にバカにされるのである。
おまえは1本のバナナしか得られない、先が読めないバカだと。
先が読めていないのはどっちだろうか?絵に描いた餅は誰だろうか?
しかし、現実はこいつは虐められる。
であるならば、だれも1本のバナナに手を出したりしない。
そして、みんなバナナはもらえない。
ようするに人類は、猿にも劣るという事である。
バナナを一本もらおうとしたやつにはリーダーシップが足りない。おれならその作戦をみんなと共有し、共謀する。
乞食が利巧ってことね