2010-04-08

校長先生は言いました。

ここに1本のバナナがあります。これを皆さんにあげましょう。ただし、今日ではなく明日まで待てば2本のバナナをあげます。

この条件で、今日バナナが欲しいと言う人はいませんね。そう人間損得勘定ができる生き物なのです。猿とは違うのです。

 

いや、おれならこう思う。 今日バナナが欲しいと。

 

だってこの校長先生、どう考えても、あしたバナナを2本みんなに配る気はない。

しかし、今持っている1本のバナナならもらえる可能性がある。

そして、その1本のバナナをもらえれば、あとは、明日生徒全員に2本のバナナを配らなくてはならなくなるだろう。

であれば、なんとして、1本のバナナをもらうべきである。

そして、翌日、2本もバナナいらないという人から1本バナナを分けてもらうべきである。 

 

しかし、現実にそうなったとしても、現実は少し違う。

この1本のバナナのおかげでみんな2本のバナナを得られたにも関わらず、

この1本のバナナの奴は、もともと1本もバナナを得られなかった集団にバカにされるのである。

おまえは1本のバナナしか得られない、先が読めないバカだと。

 

先が読めていないのはどっちだろうか?絵に描いた餅は誰だろうか?

しかし、現実はこいつは虐められる。

であるならば、だれも1本のバナナに手を出したりしない。

そして、みんなバナナはもらえない。

ようするに人類は、猿にも劣るという事である。

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