2010-03-30

起業する人しない人

りんごが木から落ちるのを見て引力を発見する人もいれば、しない人もいる。実は引力まで考えついても、それを世間に発表しない人もいたかもしれない。

とある不便な分野があって、なんでこれをなんとかしないんだろう?と思っても自力では何もしないタイプ、私はたぶんそうだ。

幼い頃「汚い手で蛇口をひねって手を洗って、きれいになった手でまた蛇口を触るのはなんだか嫌だな」と思っていたことがあるが(潔癖性ではないのだが)、大人になって公共の蛇口がセンサー化されていたとき、「なんで自動化なんだろう?」と思い、「これって一種のアイデア発明)だったんだ・・・」という考えに及ぶのに時間がかかった。

この水道の例まではいかなくとも、主婦で日頃の不便なことを機に発明をする人だっているし、「不便なこと」を、自力や誰かの力を借りてなんとかしようとすることって「すごいこと」であるし、自分だけでなく人のためにもなり、さらにはお金にもなるかもしれない。

これを書いている今、私は「これってどうにかならないかな」と思っている分野がひとつあるのだが、脱サラ起業してまでそれを実現する能力もなく、誰かの力を借りるべく提言する気力もない。ここでこうしてためいきをつくだけが精一杯なのである。

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