2010-02-23

太陽光のコストは7円/Kwhに下がる」の大嘘

http://sangyo.jp/ri/pv/pv2009/article/20090609.html

太陽光発電において、工事費は約3分の1を占める。

現状のコストが50円/Kwh程度なので、

その中で約16円/Kwhは工事費が占めることになる。

NEDOは「2030年には太陽光のコストは7円/Kwhに下がる」との

ロードマップを示しているが、仮にモジュールコストゼロ同然になったとしても、

電気工事店の施工手間」(要は人件費)は、さほど下がらない。

架台の標準化や施工工程標準化を進めたとしても、

工事費を下げるのは至難の業だ。

超楽観的シナリオで、モジュールはタダ同然、パワコンもタダ同然になったとしても、

「施工費が半分以下にならなければ」、太陽光発電のトータルコスト

7円/Kwhにはならない。

実際には、良くて15~20円/Kwh程度までしか、下がりようがないのでは

ないか?

唯一、家庭用太陽光ではなく「メガソーラー」にすれば、

施工コストが薄まるので、7円/Kwhの可能性は出てくるが、

そうなると、現状の「家庭用太陽光には手厚く、業務用太陽光には手薄」な

太陽光普及政策とは矛盾する。

太陽光普及の鍵は、シャープやQセルズが頑張ってコストダウンすることよりも、

工事店の合理化・効率化でしかないのだが、

それを指摘する声が少ないのはどういうことか?

http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/18114497.html

でも似たような主張がされている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん