2010-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20100218184729

余計な推測は最小限にして、明示的に書いてある内容、つまり「これは日銀が…と片付けられてしまった」(が、実際はそうではなかったと)いう文章からすれば、日本の(あるいはひょっとしたらhttp://krugman.blogs.nytimes.com/2009/11/13/its-the-stupidity-economy/クルーグマンが心配しているように米国の)政府中央銀行が十分な能力あるいは意思を欠いている可能性を、以前より深刻なものとしてとらえなければならないという事でしょう。

つまり「ブランシャールは経済政策としてのリフレを未だに支持しているが、政治的な実現可能性を以前より危ぶんでいる」というのが正しい解釈かと。

いや、明示的に書いてある内容に限定して議論するなら、「ブランシャールは経済政策としてのリフレを未だに支持している」も「政治的な実現可能性を以前より危ぶんでいる」も、論文のどこにも書いてないでしょうに…。

記事への反応 -
  • リフレ村の方では「ブランチャードがインフレ率を4%前後に誘導することに言及した」ことで色々と盛り上がっているようでありますな。 http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20100214#p2 要するに、...

    • http://anond.hatelabo.jp/20100216112730 明快かつ痛快な解説。 ただ一点だけ同意できない点があるのです。 池田先生なんかよりずっと英語が読めている我らが増田一同の代表氏曰く、 「リフレ...

      • せっかく2時間もかけて前のエントリーを書いたのに、丸一日経っても誰も読んでくれないよ…と涙に暮れていたのですが、なんとお褒めの言葉付きで長文のリプライが!「もうこれは2...

        • 確かにブランシャールは、以前に考えられていたほど流動性の罠からの脱出がやさしくないと言っているんでしょう。しかし、それは別に、より高いインフレ率目標にコミットするとい...

          • http://anond.hatelabo.jp/20100218184729 余計な推測は最小限にして、明示的に書いてある内容、つまり「これは日銀が…と片付けられてしまった」(が、実際はそうではなかったと)いう文章からす...

        • ほとんど読んでないけど文章がキモイ 性格もキモそう

        • ほとんど読んでないけど文章がキモイ 性格もキモそう

        • これは新興宗教の必勝パターンでありまして、この父親が毎日祈りを捧げても(量的緩和)、喜捨の額を増やしても(国債買いオペ増額)、病から快復しないならば「信心が足りない!...

          • ”祈りが足りないというのは客観的に評価できないが貨幣量増加は客観的な数字で出てくる。実際日銀のマネタリーベースの増やし方は他国と比べ明らかに小さい。「少しの金融緩和で...

        • 非常に論理的かつ説得力にあふれた議論だと思うけれども、最後の「司祭」云々はいただけない。それまでの議論と全く異なる話にねじ曲げてるじゃないか。日銀が実際にコミットメン...

          • http://anond.hatelabo.jp/20100218190847 うん、ごめん、筆が滑った。そもそも最後の部分は「ブランチャードの話を脚色して見せる」部分なのに、ブランチャードが言及していないことについて書...

            • 結局、日銀はリフレ政策をとらなかったわけで、ブランシャールがリフレ政策を否定するような根拠はないということですよね。実際にそのような根拠文献も何ら示されていないし。 ま...

              • http://anond.hatelabo.jp/20100222001626 結局、日銀はリフレ政策をとらなかったわけで、ブランシャールがリフレ政策を否定するような根拠はないということですよね。 えっと、何故そう思う...

        • ふーん。ブランチャードはリフレ政策に効果がないと主張し、一方ではインフレターゲットの数値を引き上げることを検討すべきだと主張してると。 ところで、リフレ政策の理論的基礎...

          • http://anond.hatelabo.jp/20100218194345 ところで、リフレ政策の理論的基礎とインフレ目標政策の理論的基礎はそんなに異なるものなのかいw 全然違うに決まってるじゃないか。ブランチャー...

            • 利下げできなくても量的緩和ができるのでは? 政策金利はどれくらい貨幣を増やすかの目安で結局利下げも量的緩和同様に中央銀行が資産を膨らませるということに変わりはない。

              • http://anond.hatelabo.jp/20100220110208 利下げできなくても量的緩和ができるのでは? ゼロ金利制約下ではマネーサプライをいくら増やしても無意味という話はクルーグマンが10年前に説明し...

                • ゼロ金利制約下ではマネーサプライをいくら増やしても無意味という話はクルーグマンが10年前に説明してるので、そちらを参照して欲しい。 これは反論になってないよ。それともわ...

                  • http://anond.hatelabo.jp/20100221101656 意味が全く分からない。無視してしまおうかと思ったが一応2点。 当該エントリーを何度も読み直したがそんな意味で解釈できない。 「コミットメント...

            • 全然違うに決まってるじゃないか。ブランチャードが議論しているのは均衡インフレ率の話 え。金融政策が均衡インフレ率を操作できるって? おかしいな。なんか根本的に理解して...

              • http://anond.hatelabo.jp/20100220230624 将来のインフレ目標に(したがってそれを達成する貨幣供給量に)コミットすることにより期待インフレ率を操作するメカニズムは、通常のインフレ目標...

                • だから、2%のターゲットレートを4%に引き上げることによって、コミットメントの問題が追加的に発生することはない。 いや、だから全然ずれてるよ。最初の2%のターゲットにコ...

                  • http://anond.hatelabo.jp/20100221183451 「コミットメントを前提とするインフレターゲット政策」を前提にしながら「コミットメントが困難だからリフレ政策は無理」ってあり得無くない? 君...

                    • 色々と親切に教えてくれてありがとう。勉強します。

                      • http://anond.hatelabo.jp/20100222091736 もう見ていないかもしれないけれども。 とりあえず、学部高学年向け又は大学院初級向けのテキストなら、必ず時間的不整合性についての解説があるはず...

        • 無税国家誕生まで信心。

          • リフレ政策をインフレターゲット宣言でコミットメント効果に限定して 信心って書いてるのか。 そーか、そーか。

      • つまり、リフレ政策が実現困難だ(ないしはコストが高い)と思えば思うほど、普段からより高いインフレ率をターゲットとすべしということになるのだろうか。

    • 確かにブランシャールは、以前に考えられていたほど流動性の罠からの脱出がやさしくないと言っているんでしょう。しかし、それは別に、より高いインフレ率目標にコミットするとい...

    • @iwmtyss(岩本康志) 日本が4%のインフレ目標を最初からもっていれば,失われた10年のGDP損失は半減していただろう,というIMFエコノミトの分析。 http://ow.ly/1fQDF Olivier Blanchard, the IMF’s Chief ...

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