2010-02-07

大事なのは、何のための技術かということです。

大事なのは、何のための技術かということです。コンクールにしても、金メダルを取るために挑戦しているんじゃありません。

 ふだんからスタッフみんなで話し合って、共有している思いがあります。それは、僕たちはなぜ菓子屋をやっているのか、なんのために技術を身につけるのかということです。

 パティシエ技術がないと人に喜びを与えることができません。お客さんの要望に120%、150%応えるために技術を磨くんだということです。お客様を喜ばせ、1人でも多くの人に夢を与えたい。そのための技術なんです。

こんなこと言ったらきれいごとだって言われるかもしれないけど、売り上げを追求したことはありません。父も言っていましたが、お金は後からついてくるものだと思います。利益を追求してたら、今はないでしょうね。

店頭には、この日、誕生日を迎えた子供たちの名前

拡大画像表示 やはり、スタッフやりがいを持って、毎日楽しんで働くことが一番大切です。その結果、お客さんに喜んでもらえて、お店にやって来てくれるお客さんが増えてきたんだと思います

 始めた時は全然考えたことがなかったけど、結果的にリピーターになってくれています。そういう意味で、いい循環ができたんだなと思います。「家族に絆をつないでほしい、子供に夢を与えたい」という気持ちでやっていますが、やはり僕たちにも利益がないと動けませんからね。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2679?page=3

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