2010-02-02

人生で三度目の引っ越し業者との交渉を終えて

今回はおそらく最後の引っ越し。隣県の実家へ戻る事になった。

業者を使った引っ越しは今回が三回目。ようやく引っ越し業者とのやり取りのコツが掴めた気がする。

大前提として

「自腹で引っ越し」するケースはおそらくそれほど人生で多くはないはず。転勤だったら費用は基本的に会社持ちだろうから。そして「自腹で引っ越し」する場合こそお値打ちに済ませたいと考えるのは当たり前だ。

その方法論として複数の業者から見積もりを取り、一番安い価格提示を出してきた所を選べば良いはずなのだが、業者にとってはそれも織り込み済みな訳で。

まず我々は「相場」を知らない

シーズン、荷物の量、移動距離、集合住宅であれば階数、エレベーターの有無等、価格決定の為の要素が多すぎて素人には「相場」がまったく分からない。これが他の買い物と圧倒的に違う点である。

こういうサイトもあってスタート価格として参考にはなるけれども、あくまでスタート価格http://www4.ocn.ne.jp/~corgies/estimate.html 実際の「相場」は業者の営業マンに来てもらって初めて知る事になる。

三つの見積もり価格

業者と交渉する中で、大きく分類して三つの値段が出てくる。

まず「スタート価格」。値引き無しの価格。これは最初からこの価格では決まらない前提で出てきます。

その次に出てくるのが「置き値」。現場の営業マンに与えられている値引き裁量いっぱいいっぱいの値段。「見積もりとして置いていく値段」とのこと。

そして最終的に「交渉後の価格」を引き出していく事になる。この「交渉」ってのがやっかいで「営業マンが上司と交渉」して出てくるのよ。わざわざ客の前で電話掛け出して、(人によってはだけど)凄く卑屈な交渉するんだもん。そんな交渉を見る度に「演出」だなぁと思う。

我々に与えられている交渉カード

一方我々には「即決」というカードしか与えられていない。そのカードの存在は多くの場合営業マンから「使用の提案」という形で知らされる。つまり営業マンが「今ここで決めてくれるなら上司に掛け合います!」といって客前で電話を掛け始めるってこと。そして何としても段ボール一式を置いて帰ろうとする。

「いやいや、こちらは複数の業者さんの見積もりを比較検討したいんです。ですから今日はいったん帰って下さい」という態度を取り続けている限り「置き値」以下の値段は引き出せない。

つまり「即決しちゃおうかな」という態度で限界値を引き出した上で営業マンを追い返す、っていう戦術理論的には一番安値見積もりを比較検討出来るんだけどもこれを平然とできる人は相当ハートが強いと思う。そして向こうはそういう修羅場を毎日くぐってきているプロなのだ。付け焼き刃の素人が勝てるかどうか…。

業者の傾向と対策と見積もりの順番

(僕が知る限り)一社特徴的な業者がある。「S社」である。自分経験したし知人から聞く話もほぼ同様。営業の粘りがとんでもない。おそらく引っ越し初心者契約をせずに営業マンを帰らせることは不可能なのではないかとすら思う。なので最初にココを呼ぶのは得策ではない。相場が分からないうちから戦う相手ではない。順番は最後に近い方であるべき。

今回の戦略

今回はS社以外の業者から順番に来てもらった。S社は最後。

全業者に対して、事前に「複数の業者から見積もりを取って比較する事」「即決はしない事」を宣言。

これは相場感を把握すると同時に、無駄に粘られる事を避ける為。もちろん「置き値」以下の値段は引き出せないんだけれどね。

結果

で、今回はすべての業者からの見積書を手に入れた(S社の営業にもちゃんと帰ってもらった)状態から夫婦会議。業者間で価格差はほとんど無いに等しいレベルだったので、荷物量の見積もりが一番丁寧だった業者に決定。電話で「御社に決めたいと考えていると思うのだけれども、もう一声勉強出来ませんか?」と交渉して「置き値」から若干お値引きしていただきました。

感想

おそらくまだ粘れば値段を下げる事は可能だったと思う。ただそれを達成する為の精神ストレスが発生する事を考えれば、満足できる値段でした。

5年前の初引っ越しの時は、新卒ぐらいの年の営業マンが目の前で正座して上司価格交渉する「演出」に負け、2年前の二度目の引っ越しの時は、S社の営業マンに粘られ根負けしていたので、ようやく今回は自分たちの意志で業者決められたという思いが強い。

また、今回来てもらった営業マンはすべて人間的に魅力的な人たちばかりで本当にビックリした。普通にきつい業界であろうことは容易に想像がつく。こんな田舎担当している人ですら、あれだけの営業スキルを持ってらっしゃる事は本当に脅威だと思った。


ちなみに今回のS社の営業マン、とても柔らかい方でした。他の業者の営業マンと比べればかなり粘られましたがそれでもエゲつない押し売りをされなかった事でものすごく印象がよくなりました。でも他の業者さんよりは確実に粘っていきましたけどね。

  • http://anond.hatelabo.jp/20100202235249

    3点ほどを廃棄するために8社弱廃品回収業者を呼んでみたが、トレーラで来た人は部屋を見回しながら10万、2トンのトラックで来た人は1万、軽トラできた人は9k。3千までは値切ったけど...

  • http://anond.hatelabo.jp/20100202235249

    社会人になってから2回引っ越したけど、2回とも自分+両親+レンタカーで荷物を運んだから引っ越しやの相場という物がまったくわからない。 1度目は自宅→引っ越し先だったせい...

記事への反応(ブックマークコメント)

アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん