ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091223-OYT1T00167.htm
◆定まらぬ方向◆
「ガソリン税の暫定税率の廃止をどうしますかね。廃止すると、税収が減るしどうしますかね」
菅国家戦略相が問題提起すると、ほかの閣僚は「ガソリン税は維持して、自動車重量税を下げますかね」「でも、自動車関係の労組が反対しますよ」と思い思いに発言し、方向は定まらない。
首相は、独り言のように「衆院選のマニフェストで、ガソリン価格は下げると言っちゃったんだよな」とつぶやいたが、特に気にとめる閣僚はおらず、結論は保留となった。
閣僚間で議論しても、合意事項について紙を残さないのが特徴だという。財務省筋は「紙にすると、閣僚に責任が生じるから、しないのでしょう。『おれはこう言ってやった』と言うだけで、まとめようとしない」と言う。首相を支える平野官房長官らが調整役を果たしていないことへの批判も強い。
経済官庁幹部はこう指摘する。