2009-12-07

老人ホームカジノ

今年の秋に個人で西オーストラリアパースに行った。

日本翻訳仕事をしていたという、やたら物腰の柔らかいガイドさんに街を案内してもらった。

ガイドさんは大学生の時、パースにある大きなカジノバイトをしていたそうだ。

このカジノは、24時間営業で、ガイドさんは主に飲み物を出す係をしていた。

カジノに行ったことのある人ならわかると思うが、基本的にこういう所は酒をただで配っている。

でもガイドさんは主に珈琲紅茶サービスしていたらしい、年寄りに。

カジノには朝になると近隣の老人ホームから何台もバスが入所者を満載してやってくる。

年寄りたちは思い思いにスロットやらルーレットやらをやり続ける。

そして3時か4時になると、ふたたびバスにのって老人ホームに戻る。

当然のことながら、掛金は入居者自身が払う。

日本では60代以上が富の大半を持つ、という話を聞いてこれを思い出した。

なるほど、そういう意味があったのか。

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