2009-12-03

学生実験に夢有るお話

理系大学生でやる実験でも、研究室にて行うような実験でない限り、教授が既にプロットを考え済みであるものが多い。

そして、そのプロットをなぞる様に最低限の測定しか行わない。

時間費用は有限だし、学生は大量にいるのだから致し方ない話だ。

一方学生は自由に実験を行いたいと願っている。レポートの観点で考えても、自由に行える実験の方が深く考察できる。

学生実験経済探究心の天秤に掛けられているのである。

私は、レポートが満足に書けないこともあってか、自由に実験出来ない学生実験馬鹿馬鹿しいと思っていた。

しかし、宇宙に目をやると大きく話は変った。

衛星に乗せて、測定機器宇宙に持っていくのもやっと。ちょっと離れた場所になると動かす命令でさえ覚束ない。

人が居ないところで測定する訳だから、測定だって最小限になる。

こういった状況で、人類宇宙を探っている。

実験室とは人類にとって不自由な宇宙空間の一部で、学生実験とは衛星による最低限の測定の模擬である。

こうして、学生実験経済的束縛から離れ、宇宙のロマンへと誘う舞台装置に変化してしまうのだ。

-

こうした考えを自分で捻出しなくとも、

いい教授がふっと吹き込んでくれていたら、学生実験をもっと楽しめたのだと思う。

-

※ここでいうプロットとは当然、あらすじの意味

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん