2009-11-24

愛について

キモイタイトルでありふれた内容を書く。僕は今年で27になる。

もともと人付き合いが苦手だったけど、周りの人に協力してもらいながらなんとか就職して、毒にも薬にもならないサラリーマンをやっている。

大学に入って、暗い思春期を抜けたきっかけは友人と仕事、そして一人の女の子だった。

ごく普通に出会って、まぁ僕はあまり工夫できないから不器用に近づいて、彼氏が居たんだけどでもなんとか受け入れてもらってつきあい始めた。

でも怖くて手を離しちゃった。初めてできた彼女で、関係がうまくいかなくなる度に僕を責める彼女が、僕を嫌いになってしまうのが怖くて。

彼女もまた僕を責めるときに、心の中に怖さを抱えながら責めてることに僕はまったく気づいてなかった。だって僕ごとき怖くないでしょう。

手を離したけど、でも僕はそれからずっと彼女のことが好きだった。

その後何人か別の人と付き合ってみたけれど、夏の花火残像みたいに、僕はいつも彼女の事を忘れられないでいたから、たまに連絡をとって普段どうしてるのか近況を報告し合ってた。

でもそれもおととい終わった。 久しぶりにあって酒を飲みにいって、結構楽しかった。

早い時間に飲み始めて、その後店を重ねるごとに終電が近づいて、でも僕は彼女とこうやって時間を過ごせる機会を望んでいたから、ずっと一緒にいたいと言った。

でももう別れてから10年近くなる。僕がその後他の人と付き合ってた事も知ってる。

ごく当たり前に信用してもらえなかったから、僕がいつも持ち続けてた指輪をみせると彼女はそれをつけてふざけてみて笑い、帰りの切符を僕に差し出したから破った。

店を出ると、なんでか知らないが目の前にちょうどホテルがあったから、お互い特に何も言わなくても状況がわかってそこに入った。

別にしたかった訳じゃない。もう家族を作るのも当たり前の年だから、することはあまり目的にはならない(性欲も減ってきてるしね)。

でももしかして昔に戻れるんじゃないかと思って二回して、昔よりも多分なれてる彼女をみた。

その後彼女は、僕の事は好きだけど、今の彼氏とずっと生きていくつもりだから、僕とはつきあえないと言った。もう忘れてね。

もちろんね、お試しでしてみて、何か不満があったのかもしれないよ。彼氏と比較しなおして僕のポイントが低かった、それだけの事なのかもしれない。

でも多分そういう事じゃなくて、彼女は今の彼氏を、ともに作ってきた時間人生も含め愛しているんだと思った。

一時の気の迷いがあったのかもしれない。なんで僕としたのって聞いてみたら、彼女もまた僕と同じように、割り切れない気持ちを僕に対して抱いていた事がわかったから。

でもね、重ねてきた人生という愛の前にはたぶん揺らがないのだ、それは。たとえ別の人と夜を過ごしても。

家に帰って待っている、つまらない時間も、面白い時間も全部共有して、明日だって明後日だって居る人に僕が今更つけいる隙はなかったんだ。

好き、という割合すぐに無くなる感情を乗り越えてそれでも一緒に居る人たちに、僕がなにかできる訳がない。

僕はどうするべきだったのだろう。たぶんやり方を変えていない前提なら、昨日お互い昔の残像を消したのはよかったんだと思う。

やり方を変えるとしたら、僕はもう既に自分の年齢が、人と一緒に居るのに好きとか嫌いじゃなくて、愛が必要なんだということにもっと早く気づくべきだったのだ。

時間をずいぶん無駄にしてしまった。

最後にあさホテルをでてから、あまり話をせずに改札まで行って、ろくに話もできずに別れてしまった。

たぶん彼女はこれからの人生のために、僕とのことをなかったことにするつもりなんだと思ったら何も言えなかった。

今日昼間晴れてたことが唯一の救いだし、僕はきっとまた誰かを探して、一緒に今度は生活してゆくことが必要なんだろう。

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