額に矢刺さり、高2男子重体=アーチェリー練習中−東京(参照)
4日午後4時45分ごろ、東京都目黒区目黒の同区勤労福祉会館で、アーチェリーの練習をしていた都内の私立高校2年の男子生徒(16)の額に、同級生の男子生徒(17)が放った矢が刺さった。警視庁目黒署によると、生徒は病院に搬送されたが、意識不明の重体。
同級生は「(生徒の方へ)矢を向けていたら、誤って撃ってしまった」などと話しているといい、同署は業務上過失傷害容疑で事情を聴いている。
えー。ありえないですよコレは。
以下、経験者として挙げる疑問点。
同署によると、2人は同じ高校のアーチェリー部に所属。
高校2年ですよ。つまり(3年は受験等で引退するので)部を引っ張る存在ですよ。
これから詳しく書くんですが、ここ重要なんです。ありえないんです。
これを読んで「いやそりゃそうでしょw」と思う人が多いんでしょうけど、違うんです。
いや違わないけど、違うんです。「向けたら危ないよね~」とみんなが思うから向けないんじゃなくて、
矢を扱うスポーツは入部直後にこれを強く教わるんです。
弓を引いていない状態ですら、普通は矢を人に向けてはいけないと教わりますし、
引く体勢になった場合、そいつよりも前には絶対に人が立ってはいけないということになっているんです。
いやもっとありえないから。頭って結構高いですよ。しかも友人との距離ってたった数mなんでしょ?
同署によると、2人は同じ高校のアーチェリー部に所属。生徒が壁際に立っていたところ、同級生が数メートル離れた射場から放ったカーボン製の矢(長さ約70センチ)が額に刺さった。
となると、相当高くかかげないといけないんです。高くかかげた状態で矢が暴発するには、普通に引くぐらいじゃないといけないんです。
アーチェリー部の方々が引いてる時って、結構窮屈な姿勢なんですよね。いわゆる「自然」な姿勢ではないんです。
生徒は自分が放った矢を取りに行く途中だったとみられる。
ありえねぇよ。普通は誰かが矢を取りに行く時には、引いてる途中のやつも全員構えを解くように習うんですよ。
これも1年目の春~秋に、絶対に、誰もが、強く教わることなんです。
多分これ、未必の故意だと思うんですよね。
「部員が引いている途中に、部外者(または初心者)が何も知らずに矢が飛び交うゾーンに入っちゃって、ドスッ」
ってぐらいでしょうなぁ。数年前に弓道部でもこのような事故がありましてね、それ以降は指導も相当に厳しくなってるはずなんですよね。
まぁそれでも事故だと言い張るんでしたら、「危ないんでもう弓は引かないで下さいね」と言いたい。
どちらにせよ、ものすごく、相当に、不自然なまでに、不注意な人間でないとありえない事故なのですから。
これ書いた時点ではまだ死んでないですよね、すいません。