2009-11-02

猿真似野郎の10年

自分の話し方がその集団内の誰かのパクリになってしまうのをどうしても阻止できない。

用件があっても最低限の会話、というか情報交換的な話に止まり、雑談を振られても、ゾンビのような口調で一言二言返す事しか思いつかない。

もちろん自分から雑談を振ることは極めて稀である。よほど居心地が悪い時ぐらいにするぐらい。

会話をしていない大多数の時間は雑多な事柄について内省している。

で、問題が生じるのは極僅かではあれど会話をしているときで、口調やしぐさがその集団内の誰かの真似になってしまうのである。

真似する対象は一定でなく、話している相手や状況次第でコロコロ変化してしまう。茫漠とした意識でいるせいで

会話をする状態になっておらず、反射的に他人の会話パターンを真似てしまうのだと思う。

厄介なのは、一度人真似会話に陥ると、意識的に自分の喋り方を出そうとしても全然出来ず

意識が過剰になるほど、更に人真似と化してしまうのである。

時々自分以外にも人真似でばかり喋っているような人間がいるが、傍から見ると非常にみっともない感じである。

しかもその人は周囲から腫れ物扱いを受けているような雰囲気がある。

という事はつまり自分もそういう人間である可能性が高く、なんとか治したいと考えているうちに10年過ぎてしまった。

自分どうしようもねえ。

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