2009-10-17

http://anond.hatelabo.jp/20091017013059

わけがわからないなwww

元増田の文章の中で、「彼女」は非常に印象的に描写されている。

だからどうした? じゃあたとえば、印象を残さないように描写すればいいとでも?

この文章の中の「彼女」は美しい。まるで文学作品の主人公が恋する女性のように。でも「彼女」は本当はそんなに美しくないかもしれないし、

描写された「彼女」の美しさは、ひとしきり泣いた後にまた進みだすときの「凛とした顔つき」の美しさだ。それは「僕」が感動して見出した美しさなのだから、ほかの人間が「美しくないかもしれない」といっても意味はない。

少なくとも人並みに汚く臭い面を持っているはずだ。にもかかわらず、この文章はそれを感じさせない。

「汚く臭い面を持っている」からといって、それをたやすく他人に見せているようではただのバカだ。他人である「僕」がそれを描写しないのは当たり前である。もちろん長く付き合えば汚い面を垣間見ることもあったろうが、文章の本題に絡むのでなければそれをここで書く必要はない。

作者はペンを置けば自分の生活に戻るが、作者が描かない限り「彼女」の生活は存在しない。そんな印象を受ける文章ではあった。

「作者が描かない『彼女』の生活」が想定できるからこそ、生活の中で「変わりたい」「自分が不甲斐ない」ともがいてそこから立ち直る美しさが存在できる。また「作者が描かない『彼女』の生活」が想定できるからこそ、それとは違う性質を持つ「僕」と「彼女」の関係が際立った印象を生むのだ。それらを感じないのに「非常に印象的に描写されている」だの「この文章の中の『彼女』は美しい」だのとなぜ言っていたのか。なーんにも考えずに言っているのかね?

そのことが、元増田が「彼女」の人間性を無視しているように感じさせるんだろう。

でもそれは元増田が「彼女」の人間性と向き合っていないというよりは、単に自己陶酔的な人間だというだけのことだろう。

要は「存在するはずの汚い面を描かないのなら、それは人間性を無視することだ」「対象の私的な生活をリアルに描けないのなら、それは自己陶酔だ」と言っているわけだが、そんな物言いは「人間性」を「汚く臭い面」からしか感じることができず(くだらない話をしたりテレビを見たりゲームをしたりする「人間性」はないのかよ)、人間関係に「私生活まで把握するような理解」か「自己陶酔」の2択しか設定できないからこそ出てくるのだ。つまり「人間性」と「人間関係」の定義が異様なのである。全くもって理解しがたい。

【追記】あ、消しやがった。http://anond.hatelabo.jp/20091016211552のツリーの中にはまだいるんだけど。

記事への反応 -
  • 僕には好きな人が居て、その人はとても弱い人だった。 彼女はとにかく頻繁に泣いた。 「変わりたい」といっては泣き、「自分が不甲斐ない」と言ってはまた泣いた。 僕は彼女の涙...

    • わけがわからないなwww 元増田の文章の中で、「彼女」は非常に印象的に描写されている。 だからどうした? じゃあたとえば、印象を残さないように描写すればいいとでも? こ...

    • 嫌いじゃない。こういう文章。

    • http://anond.hatelabo.jp/20091016211552 上手くいえないけど、ぐっとくる話。 心がじんわり熱を持つんだけど、頭は酔いが醒めるみたいに血が下がる なんかそんな気分になる。

    • その女がこれ読んだら気持ち悪すぎて吐くだろうな。 お前のことなんて今も昔もなんとも思ってねーよ。 じゃなかったら、あっさりちゃっかり結婚したりしないから。 お前、自分に都...

    • 口調や単語のチョイスがダサい。陳腐で読むに耐えん。

      • 元増田ですが、自分でも書いててそう思いました。 もしお暇なら添削というか、この文章はこうしたらいいんじゃない、みたいなことを教えて下さると嬉しいです。

        • この文章はこの文章でもうかなり完成されているので難しいのだけれど批評家気取りで思ったことを。 まずは特徴を挙げてみる。 ・改行を有効的に使っていること。 ・時制の観念が...

    • 増田はいつも女に自分の物語を押し付けるだけで、女の本当の人間性そのものに向き合ったことってないんだろうなぁ。

      • 増田はいつも女に自分の物語を押し付けるだけで、女の本当の人間性そのものに向き合ったことってないんだろうなぁ。 (http://anond.hatelabo.jp/20091016224701) いやー、さらりと書かれてい...

        • 元増田の文章の中で、「彼女」は非常に印象的に描写されている。 この文章の中の「彼女」は美しい。まるで文学作品の主人公が恋する女性のように。 でも「彼女」は本当はそんなに美...

    •  「泣く人は弱い人なんだろうか?」という、どことなく思っていた疑問に元増田のエントリーがヒントをくれた気がする。  確かに、元増田が好きだった良く泣く女性は、一人で自分...

    • なんだ。普通に良い文章じゃないか。 これくらい女性に幻想を抱いている男の方が伴侶を幸せに出来るよ。 うらやましい。

    • こんな文章を褒めてる奴がいるが、お前らセンチメンタリズムの質がベタなんだよ。同じ質(タイプでもありクオリティでもある)の自己陶酔を共有してるだけ。

      • 別に邪鬼眼でもなんでもいいけど、 文章というか人格を誉めてるだけだよ。 元増田が失敗したのは、奥手すぎた。

    • きもい。 あんたは彼女が好きだったんじゃなくて、彼女をネタに妄想した物語が好きなだけ。

    • 似たような文章を書く人を知っています。 その人の書く文章に登場する女の子は、とてもキラキラして魅力的でした。 女の子は好きな人にしか弱みを見せないんですよ 彼女もこの人...

      • 女の子は好きな人にしか弱みを見せないんですよ そんなの人による。 自分に好意を持っている男をいいように利用するために涙を流す女だっている。 彼女もこの人のこと大好きだっ...

    • 結局2人は付き合っていたの? それが気になるんだけど。 彼女にしてみれば、「増田には弱いところしか見せられなかった」と思っているのかも。 いや、かつての自分がそうでさ。依...

    • 最後に彼女に会ったとき、その左手には指輪があった。僕には与えることの出来なかった薬指の眩い輝き。それはきっと、そういうことなのだろう。 「それはきっと、そういうことな...

    • http://anond.hatelabo.jp/20091016211552 http://anond.hatelabo.jp/20091108090803

    • http://anond.hatelabo.jp/20091016211552  「泣く人は弱い人なんだろうか?」という、どことなく思っていた疑問に元増田のエントリーがヒントをくれた気がする。  確かに、元増田が好きだった...

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