2009-10-15

最後の晩餐はカレーときめていた

仕事がうまく行ってない。自分担当した仕事で損害が出た。上司に怒鳴られ、日付が変わってから帰宅する日が続いた。ストレスのせいなのか体に異常が出始めた。

恋愛も全然だめだ。一度も恋人ができたことがない。性格のせいか友達も少ない。ネットでもうまく文章が書けなくて誤解を招いてトラブルのもとになってばかり。なんだか嫌われ人生だな。こんな毎日で何を楽しめばいいんだろう。

そうはいっても腹は減る。大したことしていないのに消費だけはいっちょまえ、そんな自分にも腹が立った。独り者だから自分で作るしかないが、ここ最近はそんな余裕もなくてコンビニおにぎりとパンでごまかしていた。作ったカレーがたくさん残っていたが台所に立つ余裕もなかった。大好きなカレーなのに温める時間すら惜しかった。

久しぶりに早く、といっても夜9時ごろだったけど、帰宅できたので今日こそカレーを食べようと鍋のふたを開けた。そうしたら表面が白くなっている。油が固まったのか?と何も考えずかき混ぜたところ糸を引いていた。これは、あれか。涼しくなったから平気だろうと常温で放置していたせいで菌にかもされてしまったのか。

鍋いっぱいのカレー。これを捨てるのか?臭いをかいでみた。明らかに痛んでいるようだった。これを食べたら食中毒になるのかな。最近食中毒で死んだ人のニュースを見たな。腹も弱いし可能性はある。カレーが最後の晩餐とずっと決めていたのだ。ちょうどいいじゃないか。カレーで倒れるなんて本望だ。

カレー自殺を図ることにした。温めたカレーを、コンビニで買ってきたサトウのごはんにかけて、山盛り食べた。味も臭いも悪かったが、カレーカレーだ。鍋いっぱいあったものをきれいに平らげた。死ねないとしても、具合くらいは悪くなるだろう。明日の朝は会社に行かなくてもいいんだ!嬉しかった。カレーよありがとう。きみを無駄にはしない。幸せな気持ちで眠りについた。

朝、便所にて、腹が痛くなるどころか綺麗なうんこが出た。健康そのものだ。ちくしょう

  • 温めたカレーを、コンビニで買ってきたサトウのごはんにかけて 俺ならそんな酸っぱいメシでカレーなんて無理だ。死に切れない。

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