http://anond.hatelabo.jp/20090919142307
母から逃げきるためには「別の家庭を持つ」しかなかったから、尊敬できるひとと巡り逢ってプロポーズされたとき即座に結婚した。
子供に関しては、自分が15歳だったときから、ずっと欲しかった。
「理想の母親を自分で演じてみたかった」んだ。物語に出てくる「やさしい母親」とか「子供のことを第一に考える母親」とか、絵空事だと思っていたから自分が身体で現実のものにしてやるって意気込みだった。いや、実際には、そういう母親のほうが多かったんで拍子抜けだけども。
でも、毒親をもった私は見本が無くて、現実は厳しく。赤ん坊って機嫌がいいときは可愛いけど、泣き止まないとマジで首絞めてやりたくなるんだ。
そんなとき「子供の能力の見つけ方・伸ばし方」平井 信義著って本に出会って、子供の目線に立って物を考える方法を覚えたんだ。それからは楽しかったよ。子供と一緒になって遊べたから。子供が泣き止まないときは、私も一緒に泣いた。悔しがってれば、一緒に悔しがった。ちょっと子供の言いなりになり過ぎて、すこーーし、子供わがままに育ったけども。でも、そこそこうまくやっているようだ。
私は母を見返してやりたかった。母は「増田(私)が怒らせるから叩かれるんだ」とか言って、自分で子供を叩いておいて責任を私になすりつけた。だから「それは、あんたがダメ人間だからで、私なら子供を叩かずに育てられる」って証明して見せたかった。
ついでに、ちょっと触れておくと、母は現在「あんたを叩いたことなんかない」で、自分のしたことを無かったことにしようとしている。もし、母が寝たきりにでもなったら虐待しそうで自分が怖い。でも、子供に受け継がせるのではなく、母のしたことを母に返そうとしているところは、自分でも「私えらい」とちょっぴり思ってる。
ああ、ごめん。私、かなり負けず嫌いだ。ぜんぜん参考にならない話になってごめん。
20090920追記
ありがとう。ちょっと面映い。無力感で折れなかったのは『毒』といってもあんまり強くなかったからかも知れない。「無力感」で思い出したのだけれど、12歳から15歳までは自殺しようとがんばってた。手首切ってみたり、お酒飲んで雪の中寝ころんでみたり。あるとき、ニコチンの水溶液を飲んだら、ものすごい吐き気でゲーゲー胃の中のもの全部出るような勢いで吐いて、横になったら意識が遠くなったから(ああ、これで、もう明日起きなくていい)と思ったんだけど、翌朝目が覚めちゃって。吐くのがあんまり苦しかったから、自殺をあきらめた根性無しっす。
20090923追記
http://anond.hatelabo.jp/20090923103247
「良い母親」を目指して、ようやく「世間並み」なんで。子供は「通常の母親」としか思ってないよ。
なんか、ありがとう。
20090925追記
kennakへ
ヨシヨシ(^-^)
すごい。強い。本気で尊敬した。 無力感に支配されなかったところがすごい。 語ってくれて本気で感謝。 未知の世界だけど将来読み返すことにするわ。 虐待加害者が寝たきりになった...
私を良い母親を演じる道具にしないで・・・となりそうで。 連鎖は止められないのだろうか。