2009-08-27

http://anond.hatelabo.jp/20090827004656

 こういう意見はあんまり通じないと思う。

 百万票は無に等しい1票の集まりでしかない、というのは理屈では分かるが、それが信じられない、ということなのだから、

 すでに1票が100万票になることを信じられる前提の上での話をされても、あんまり心には響かないだろう。

 自分と同じ意見が100万票とったとしても、それは偶然の一致のようにしか感じられない、自分の1票の延長上にあるとは思えない、

 なぜなら自分が投票しなくても、別の意見に投票しても、そのときの結果は100万票マイナス1票でしかないだろう、という感覚、

 この無力感を覆すのは難しい、もちろん、全員が一斉に別の意見に投票したら、別の意見が百万票とることになるのだが、そんなことが、

 あり得るとは思えない、つまり、ぼくらの実生活において、ひとの意見がそんな規模で一致することはありえないから、

 現にそういうことが起こり得て、そうして起こりえる故に政権交代が起きたりするグロスの次元での出来事と繋がらない。

 勿論、この無に等しい1票以外に、100万票の源泉はないのだけれど、なんだかとてもそうは思えない、

 なんだか、どっかにひとり1万票もってるやつがいるんじゃないのか、そういう気分。

 じゃあ、どうすればその気分を変えられるのか、っていわれても、観念的なレベルの理屈では分かってるんだから、その理屈を改めて言われても、

 説得にはならないよ、という感じがする。

 まあ、行かなくても、行かなかったんだから同意した訳じゃない、というリクツは、全く持って通じないだろうから、同意したみたいになるからイヤだ、というのは、

 すくなくとも戦略としては無効だろうとは思う。

記事への反応 -
  • ちょっと視点を変えて考えて見ましょう。 例えば選挙権が1000万円以上の年収がある人に限られるものとします。 その場合、政治家は選挙に当選するためにどのような政策を掲げれば...

    •  こういう意見はあんまり通じないと思う。  百万票は無に等しい1票の集まりでしかない、というのは理屈では分かるが、それが信じられない、ということなのだから、  すでに1...

      • http://anond.hatelabo.jp/20090827010335 このへんの話って、票の積み上げの過程が可視化されていないから、多数の1票がリアルに多数の票に置換されるのが実感できないということなんだよな。...

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