これまで生きてきて、これ程他人が自分にとって大きな存在になるとは思ってなかった。
思ってなかったというのはちょっと違うか。大きな存在がいれば良いと切望していたけど、心のどこかで「そんな都合の良い人間は多分どこにもいないだろうな」と諦めていた部分があった。それでも、それまでの人生は自分なりに楽しいと思い生きてきていたし、それで満足していた。
でも、あの人に出会った瞬間に未だに理由は良く分からないけど、「この人は何か他の人と違う」という閃きが体の中に湧き起った。こればっかりは、なぜという答えは全然思いつきもしない。だけど、それでも全然構わない。その直感は正しいものだったから。こちらの方が大切だ。
あの人に出会ってからは価値観がとても広がり、深くなった。今まで自分で物事の見方を決めつけて自分の見たいようにしか見てなかったんだと痛感した。他人と一緒にいる事が楽しいと思うようになった。それまでも決して楽しくなかったという訳ではないけど、あの人と過す時間はそのどれよりも楽しいと感じる。
普通なら何でも無い出来事も、あの人と一緒ならとても意味がある出来事になる。意味深い出来事なら尚更に自分に取って意義がある出来事になる。
過してる時間の内で衝突する事も一杯ある。その渦中では物凄くマイナスの意識が働くけど、それすらも一つも無駄にはなっていない。自分の中に眠っていた感情をこんなにも呼び覚ます人は他にはいない。過去にもいなかったし、これから先の未来にもきっといないだろうと思う。
自分にとって「大切」という言葉も陳腐になる位に大切な存在。お互いの間に色々障害が出てくるだろうけども、そんなのは全く問題にならないだろうと思う。それだけのパワーがあるよ。自分の全存在を賭けてあの人に関わっていきたいと改めて考える。
今まで本当にありがとう。感謝してもし尽せない。これからも一緒に笑っていこう。