心証を悪くして看護師に嫌がらせをされる心配、とあるのですけれど、私はそんなことはないですよ、と言いたいのです。もっと病院を信頼していただきたいのです。
嫌いな患者に看護師が勝手なことをしていては、それこそ病院が回らないのです。
実際に嫌がらせを受けているではないか、という指摘に対しては、いま多くの病院で訴訟リスクというものに非常に神経質になっていて、元増田さんがいうようなことをしていたら、とんでもなくたいへんなことになるのです。上へ下への大騒ぎになります。看護師や医師だけの責任には止まりません。病院全体が罪に問われます。
元増田さんの文章を読む限りでは、看護師の行為が必要だったか不必要だったか、はっきりとわかるまで私には読み切れませんでした。誤解や動転する中での記憶違いなどもあるのではないかと感じています。
まず最初に病院に相談できないという不信感があって、迷惑をかけたら適切な医療行為をしてもらえないという先入観も見られます。
完璧ではないかもしれませんが、それでも多くの病院が適切な医療を提供しようとがんばっていると思うのです。
だから、ノウハウを持つ病院に、相談して欲しいと切に願うわけです。カウンセリングなどはまた別枠とも言えるのですが、それでも適当な誰かと相談するよりはましだと思います。
もう一つ。元増田さんの旦那さんは結局自分で聞きに行っているわけですが、つまり、質問をしても自分の不利益にならないと確信しているか、あるいは不利益をかぶってもかまわないと思っているように見えるのです。そのあたりの元増田さんの杞憂は、どうしたものなのかなあと思うわけです。こういう時の心配はおそらく止まらない物であるのだと思います。
患者になることは誰にでも起こりうることで、それは夫や妻だけでなく、両親や自分の子供になる可能性だってあるわけです。その時に、適切な医療行為をしてもらえなくなる可能性があるから、身内である患者をなるべく自分で管理しようというのはとても危ういです、という話をしているわけです。
患者の精神状態が普通ではない場合もあります。看護師は邪魔な患者を殺すわけではありません。放置するわけでもありません。不必要なことをすれば、より大きな問題を起こす可能性もあります。
やはりそういう心配も含めて、まずは相談して欲しいのです。
私は医療技術者で、裏事情をある程度知っているからこそ病院を信頼していないんだよ。 もしあなたが病院で働いた事があるのなら、 嫌いな患者に看護師が勝手なことをしていては...