2009-06-29

怒り方

http://anond.hatelabo.jp/20090628172950#tb

このエントリー。妙に共感してしまった。私もイギリスに来るまでは、「怒れない」人間でした。不快なことや、むっとすることがあっても、何と言って返したらよいのかわからない。理不尽なことをまくしたてられ、返す言葉がないどころか、「そうかー」と納得して家に戻り、後からムラムラと怒りが湧いてきたり・・・。「あの時、ああ言ってやればよかった。」、「こんな切り返しをすればよかった」そんなフラストレーションに苦しんだことも・・・。

イギリスに来て変わった一番の理由は、周りがみんな怒っているからかもしれない。(苦笑)彼らにとって「怒る」ということは、「笑う」ということと大差のないことなんだろうと思う。つまり、「人間」なんだから、怒ることもある。そういう不完全さをすべてひっくるめて「その人」とみているんだろう。

けれども、職場でぶち切れたりすれば、それはやはり「プロフェッショナル」ではないとみられる。怒りを表すこと自体は許されるのだが、何に対して怒っているのかということが重要らしい。つまり、自分利益だけを追求して怒っているのか、公正さや秩序を著しく乱すから怒っているのか、といった違い。

怒った後はとても嫌な気分になる。なぜこんなに怒ってしまったんだろう?と。そういうときはきっと自分のために怒っているんじゃないか。もし個人の枠を超えて、「これは私個人の問題ではない。社会が認めてはいけないことなんだ!」という怒りは、言葉にも出る。冷静で、あきれるほどの強さを感じたりする。

「好き、嫌い」は個人的なことだ。でも、それぞれの「好き、嫌い」を社会が尊重するべきときもあるだろう。そんな怒り方だったら、もしかすると、あなたも不快になったりはしないかもしれない。

「なんで?」と聞かれたら、「なんでもクソもないよ。あなたは自分の嫌なことを四六時中やってて幸せか?自分幸せでないことを人に押し付けるのはおかしいじゃないか!」くらいは、言ってもいいのかもしれない。相手を傷つけてしまったら、「ごめん。」でいいのかもしれない。

そんな不完全さを吸収し合う人間関係を作っていくことが大事なんだろう。イギリスに来てから逆に怒りっぽくなった私。日本人の優しさに触れて、少し静かにしてみようかな。無理かな。(笑)

追伸

たまには怒ってください。大丈夫だよ。(´ー`)サンペイノ チョット イイハナシ

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