私の、おっぱいは何のために付いてるのかってことを真剣に考えた。
30歳。
処女。
誰にも揉まれない。
自分で揉んでみたら、泣きそう。
ましてや、赤子に吸われるなんて夢のまた夢。
もう気が遠くなるくらい、この用途の無い二つの玉を、ボクサーグローブよろしく、肩にかけて暮らしてきた。
戦う相手も見つけられぬまま。
30年シャドーボクシング。
こんな駄目な私にも、平等に飾られた乳首という栄冠も、
最近は肩を落とすばかり。
我先にと、立ち上がる準備はできていた。
教師より、びんびんに。
そんな勇姿も影を潜め、誰にも見られることもないまま、
勝手に上を向いて、
そっと自分なりの精一杯でたわわになって、
そして、今、そっと項垂れつつある。
おまえの存在意義を問いたい。
君は、こんなとこでくすぶってるようなヤツじゃないんじゃないのか。
もっと、やれるんじゃないのか。
それこそ私なんかの傍で、一生を終えていいのか。
おまえに捧げられる舞台なんて、一度も踏めないかもしれない、不甲斐ない私の傍に、今日もいてくれるのか。
乳よ。
右乳は、「いいんだよ」と笑った。
揉まれるだけが、乳の生き方じゃない、と。
時に、心のエアバックとして。
三段腹の目くらましとして。
そして、いつも一人で泣いてるおまえの良き理解者として。
左乳なんて、「何言ってるんだ」とちょっと怒りだしたりしてさ。
おまえだけのせいじゃないんだよ、と。
ぼくら乳にも至らない点がたくさんあった。
むしろぼくらがもっと頑張れれば、おまえを夢の舞台を立たせることだってできたかもしれない。
ぼくらだって力足らずだったんだ。
だから、もう、そんなぼくらと、一緒にいてくれたってだけで・・もう・・。
ごめんね、ごめんね。私は猛省したよ。
一瞬でも、君たちを疑ったりして。
必死についている。
私にしがみついている。有意義に。
だから、私も必死に何かにしがみつきながら、
青コーナーからの挑戦者を待ち望んでいるんだ。有意義に。
ブクマ狙い乙。あんまりおもしろくない。 「教師びんびん」だけ吹いた。自分のオッサンぶりに泣いた。
某はいね氏を思い出した。
ガードが硬そうな隙の無い乳の話。
嫁が、これは男が書いたに違いないと言っているが・・・。
オナホドール乙