人に賢く見られたいあまり、いつしかひとひねりある言葉以外は言わないようにしてた。
でも、私あんまり頭の回転速くないんだよね。
そんなにいつもいつも、気のきいた台詞なんて思いつかない。
思いつかないくらいなら余計なことは喋らない、当たり障りの無い事を言ってお茶を濁してた。
私はただ単に、すごくそっけない、つれない人だったかもしれない。
自分がどう見られるかばっかり考えて、相手と一緒に楽しい会話を作っていくことを無視してた。
ああ。中二病。
いい加減、私がかっこつけてることくらい皆が見抜いてる事実に気づこうよ。
私も周りももう若くないんだしさ。
さて、「賢く見られたい」って殻を脱ごう。
落ち着いてゆっくり、思った事をポジティブで素朴な言葉で口にしよう。
些細な事にでも、興味を持ったらそれを表現しよう。
使い古されたありふれた言葉をそのまま使おう。
昨日は、その実験をしてみた。
「君の話は面白いね。」って言った。相手は笑った。